超溺愛ブラコン妹の彼氏

「じゃあ後で笑わせてあげる」

「どぅやって?」

「くすぐったりとか?」

「疑問系?ふふっ」

「あっ少し笑えたね。後少しだ。これはどぅかな?」
チュッ

チュッ!?

冷たいものが左の頬に触れました。

そして'チュッ'と言う音まで聞こえました。

つまりホッペにチュッ てキスされたって事。

キッキス!?

「これは、おはようのキスかなぁ。にしては時間がたちすぎてるかぁ。じゃあ元気出せのキスにしようかな?」

「だっ大丈夫だょ?そこまで落ちてないから。こっこっちみないでね?」

「やぁだ顔みせて?」

空那に顔を両手で挟まれ強制的に顔を向かされた。

「真っ赤な紗輝ちゃん可愛いょ。でも今日はお姉コーデだから綺麗って表現が合うんだろうけど、今の紗輝ちゃんは壊しちゃいたいくらい俺の傍から離したくない」

と言って優しく抱き締められた。

空那の香りに安心感が溢れる。

まだこうしていたいのに少しずつ離される2人の距離。

「はぃ紗輝ちゃん笑って?」

自然な笑顔が出来てると思う。

「よく出来ました。も少し抱いていたかったんだけどいい笑顔出来たし、そろそろ時間だしね」

気付いたら洗い物は終わっていた。

「あっごめんね。洗い物やってくれて…」

「俺も役にたつでしょ?」

学校へ行く準備をした。

ソファーにお兄達が座って
「紗輝ちゃん鞄置いてクルッとまわって?」

と世那。

訳がわからずも言われた通りにまわる私。

「OK。完璧」

と空那。

「んじゃ行こう♪乱れがないかのラスト確認」

「ありがとう世那」

「あっ俺にも言って?」

「ありがとう空那」