超溺愛ブラコン妹の彼氏

「紗輝ちゃん夕飯決めてる?」

「う〜んハンバーグ!帰りは何時?」

「7時頃かなぁ。電話するからっ」

「愛情たっぷりハンバーグ作ってお風呂沸かして待ってるね。浮気しないでょ?」

「する訳ないょ。紗輝ちゃん命だからっ♪」

「いぃね〜こぅいぅの。世那みたいな旦那様だったらハラハラもするだろうな」
「何で?いっつも真っ直ぐ帰って来るょ?」

「信用してるけど浮気が本気になるかもじゃない?まぁ私に世那のような素敵な旦那様出来る訳ないけどねっ」

「そんな事は心配なしだょ。紗輝ちゃんが心配してる事、相手もそのまま同じこと考えてるょ。もし俺が旦那だったら仕事してる間に軟派されてないかとか心配で浮気なんかしないょ」

そんな時スリッパの床を擦る音が聞こえ

「はぃはぃごめんなさいね〜俺のもお願いね?」

と空那が私と世那の間に割り込んで来た。

「お前わざとだろ!?」

「ったりめ〜だ。朝からなんちゃって新婚トークしてんな!紗輝ちゃんはお前のもんじゃねぇんだ!」

「空那やきもち?」

「そぅだょ。わりいかっ!?」

「はぃはぃそこまで!選手交代ね。空那一緒に洗おうね♪世那ありがとう。行く準備しててね〜」

「紗輝ちゃんも準備していぃよ〜」

「だぁめ。一緒にする事に意義があるの。空那眠くない?」

「全然平気。紗輝ちゃんこそ眠れた?」

「うんまぁ気付いたら目覚ましがなってたって感じ」
「腹一杯食べた?」

「うん」

「元気に行こうね♪」

「うん」

「紗輝ちゃん笑って?」

「ひきつり笑いになりそうだから今は出来ない」