超溺愛ブラコン妹の彼氏

なんて

目はしっかり私の目を捉えて口は耳元でささやき…

頭がクラクラしてきた。

これは違った意味での世那マジックにかかったみたい。

時折耳元に息をかけたり、耳を甘噛してくる。

その度にビクッと反応する私を面白がっているみたい。

「世那ご飯食べに行こうょ?」

「紗輝ちゃん食べたい」

「わっ私は食べ物じゃないからさっ…」

「食べ物じゃないけど生物だょ?」

'バコッ!!'

「ってぇなぁ!空那!何しやがる!」

私から離れて後頭部を擦っている。

「朝から紗輝ちゃんを誘惑すんな!エロ世那!」

「エロで結構。だって紗輝ちゃん綺麗に仕上がってムラムラきちゃったからさっ。ね?紗輝ちゃんも感じたもんね?」

「紗輝ちゃん!世那に何されたの!?」

「なっ何もされてなぃよ?ただ耳元でささやいたりするから、その度に体がビクッとなっただけだょ?ってか空那起きたんだ。着替えて朝御飯食べようょ?」

「あっうん。ってか何で俺ここにいたの?」

「さっきのこと何も覚えてないの?」

「??」

「話すと長くなるから着替えて来て?」

「うん」

後でね〜と軽やかな足取りで自分の部屋に戻って行った空那。

「世那行こっ?」

「紗輝ちゃん大人になったね。着替えてる姿にワクワクしたょ。胸の膨らみいい感じだね♪」

「もぅ!!やっぱりみてたんだぁ。怪しげな視線感じてたんだからぁ!エロ世那」
「違うでしょ。エロ兄貴だょ。兄貴だもん。妹の事何でも知っとかなきゃさっ。隠し事はなしだょ。紗輝ちゃん♪」

言うだけ言って先に行ってしまった世那。