聞いてないょ!
↑言ってないし。

願ってないょ。
↑願ってもしかたないし。
あっでも父親じゃないもんね。娘だもん。

でもぅ娘もあんな目付きするのかしら???

と思ったら

「あなたのパパ先生なの?」

え゙っ!?とどこかに飛んでた私の思考をゆっくり戻して声のした方に視線を向けるとクリクリお目目のお人形のような女の子が私を見つめていた。

「あっあなたさっき写真撮ってくれた人の子?」

「うんっ♪そだょ♪上川舞桜よろしくね☆」

と極上のスマイルで言われ卒倒しそうな私。

なっ何なんだ。この眩しい笑みは…

と思ってたらジーッと見つめられ…

なっなんで見つめられるの!?
何かした私…

あっそうだ。質問されてたょね確か…

えっとぉ…そぅそぅパパの事ょね。先生!?って言われてたっけ…

「あはっごめんね。思考が飛んじゃって。パパねここの家庭科の先生なの」

「家庭科!?へぇじゃお料理上手いんだぁ。いいなぁ。イケメンだし。モテるんだろうね♪さっきの写真の時こんな人がパパでいいなぁって見惚れてたんだ私」

「へ!?そなの??」

「家のママなんか目がはぁとだったょね。ごめんね。イケメンに弱いのママ。でパパは睨んでたょね。あなたのパパの事。あっ名前教えてもらえる?」