超溺愛ブラコン妹の彼氏

「見たって何?」

「紗輝ちゃんの胸の膨らみ?ムラムラきそうだょ?」
「疑問系?なのに見たの?」

「さっき見詰めあったでしょ。あの時目に入ったょ。慌ててバスタオル巻いたんでしょ?胸の膨らみいぃ感じに見えちゃった♪」

途端に体中がゆでダコのようになるのがわかる私。

「紗輝ちゃん?俺が口数少なかったのは恥ずかしかったから。ありがとねっ心配してくれて。紗輝ちゃんものぼせないように。明日からのコーデ全て出来たから楽しみにしててね♪髪乾かしてあげるからさっ♪」

じゃんね〜と消えた空那の姿。

見られてたのね。

私の体を見たのね、空那。
お金とろうか。

いくらとる!?

イヤイヤ積まれて他の事までされそうだょ。

とれないか。

悔しい。

って私、何考えているんだ。

おかしな方向に思考がいってるし。

私はお風呂で暖まっているんだょね。

思考もおかしくなってきたし体がふやけそうだから上がろう。

でもヤだな。

だって私の部屋には皆いるじゃない。

しかも空那にはバスタオル姿見られて。巻き方が甘くて胸見られたし。

今日は朝から最悪。

トラブルから始まってトラブルで終わったって感じ。
そして明日からは大変なストレスを感じる日々が始まるってのに…

何かお風呂入ってポカポカだけど疲れたょ。

まぁパジャマ忘れた私がいけなかったんだけど…さぁ…

あっ歯磨きもしちゃおう。単に少しでも部屋に行くのを遅らせたいだけ…