超溺愛ブラコン妹の彼氏

どしたぁ?俺いるょ?玄関に用があるんだけど?」
空那だった。

え゙っ空那かぁ

まっ仕方ないか

出来たらパパがよかったんだけど

「あのねぇ私パジャマ忘れちゃったの部屋に。取って来てくれると嬉しいんだけど…」

「何だぁそんな事かっ。いいょ?どこ置いてあるの?」

ガチャ。

いきなり開くドア。

自動で開いたょ。

ドアを見てたのに空那が出てきて目があってしまった。

大きく見開いた空那の目。
頬が赤く染まっていく。

手を口元に持っていき

「ごっごめん…」

閉められたドア。

でも冷静な私。

「あっううん…頼める?持ってきてもらえる?」

「どこ?」

「チェストの上から3段目。どれでもいぃから」

「わかった。体冷えるから湯船に入ってな?」

「うんっありがとう」

バスタオルを外し湯船へ。
あぁ暖かい。

極楽〜

じゃなかった。

パジャマの場所わかるかなぁ。

違うとこ開けないかなぁ。
待つこと数分。

トントン

'入るょ〜'

と空那。

「紗輝ちゃんパジャマ持って来たけど…」

「ありがとう!どれ?みせて?」

「開けるょ?」

少しずつ開かれるドア。

「これ…」

何故かパジャマで顔を隠す空那。

「あっうん、わかったぁ。本当にありがとう」

閉められるドア。

中々消えない空那の姿。

「空那?どしたの?さっきから口数少ないけど何かあった?」

「紗輝ちゃん成長したね。女らしくなったょ?さっきはノックもせずドア開けてごめんね?ドキドキしちゃった。お陰でいいもの見られました♪」