超溺愛ブラコン妹の彼氏

私服なんて見せる事ないんだから見せてやろうよ。ちぐはぐなんかなかっこさせないし、紗輝ちゃんセンスいいょ。それに俺達がいるじゃん。親父だって。ドンと構えて行こうぜ☆」

世那の目を食い入るように見る私。

その目は嘘は言ってない。
俺達を信じてついてこいって訴えている。

何だか視界がボヤけてきた…

あれ…視界から世那が消えた…

「紗輝ちゃん達はまだ本格的な授業はまだやんないね。んでジャージもなぃかぁ。スカートだって下にスパッツとかレギンス履けばOKじゃん♪」

と言いながらチェストから色んな服を出していた。

「ぎゃあぁいじらないでょ!」

世那の手を止めに走ったら
だって紗輝ちゃん動かないからってあっさり払われた。

あー…私の事なのに

私の部屋なのに

仕切るのね

私に口出させないのね

涙たまってたのに

瞼に

決壊するはずだったのに

ひっこんだょ

「出来た!明日はこれ♪」
「おっコーデ進んでる?」
「あっパパ。ビール飲んだの?いぃよ、リビングでゆっくりしてて?」

「充分休んだょ。ありがとねっ。パパもコーデに参加させて♪」

ここは私の部屋ですが世那とパパは盛り上がってます。

そこへ空那まで登場。

「紗輝ちゃんおっさき〜。どぅぞ入って?」

「でも…今、明日の洋服選んでくれてるから…」

「あっ俺も参加させて!ほらっ紗輝ちゃんはお風呂♪」

洗って欲しいの?なーんて聞くから'入ります!'って出てきた私。