超溺愛ブラコン妹の彼氏

やだ、誰!?

腕ガッチリ捕まれてる…

やだぁ

「紗輝だろ?泣いてるのか?お前独りか?何があった?」

えっ…私の事知ってる人?

あっそぅいえば、この声どこかで聞き覚えが…

視線を上げると条二先輩だった。
「紗輝?兄貴達はいねぇの?お前の男は?」

腕を振り払い逃げ出そうとした。
そしたら身動きとれなくなり視界が閉ざされた。

いつも嗅いでいる好きな香りに包まれた。

何だか安心する。

「やっと大人しくなったな?これ以上何もしねぇから、暫くこうされてろ」

条二先輩は私を抱き締めてくれ背中をポンポンしてくれていた。

それでも私は無駄な抵抗を試みた。

「離して!」

「条二先輩嫌い、離して!」

「私、帰るの。だから離して?」
「だったら俺が送ってやる。ちゃんと家まで送るから!落ち着け!これ以上何もしねぇから!」

条二先輩の抱き締める力が強くなってしまった。

それと同時に私のも抵抗をやめた。


条二先輩の香り…世那の同じだったから。

そしたら…声をあげて泣いていた。

小さい子供のように泣いていた。

どれぐらいこうしていたんだろう。


「落ち着いたか?」って条二先輩が私を見下ろしていた。

でも条二先輩のワイシャツには私のお化粧と涙の跡がくっきりついてて…

「ごめんなさい!洋服に染み作っちゃった。どうしょ。ごめんなさい!クリー

「んなもん気にすんな。紗輝にはもぅ誰もいなくなったんだろ?この涙もふいてもらえないんだろ?俺がいてやる。嫌っていったって俺がいてやるから!頼れょ?」

言いおわるやいなや再び閉ざされた私の視界。

世那の香り。

だけど…抱き締めてくれてるのは条二先輩。

条二先輩に頼る訳にはいかない。
もぅ私の事で振り回すわけにはいかない。

「紗輝、俺こんな風に紗輝に触れられるとは思わなかった。紗輝なひでぇ事したから。でも今の紗輝は俺の中でガキのように泣いたって事は頼られてるんだょな?」

条二先輩…すっごく優しい声。

「兄貴達だと思ってくれていいから。紗輝の嫌がる事は二度としねぇし。あっこうされれいる事が嫌か?」

ゆっくり私と距離をつくり顔を覗き涙を拭ってくれた。