超溺愛ブラコン妹の彼氏

まだ何もしてないのに、質問も何もないょ?

近くにある椅子に座るように促された。

「どうして独りで走って来たの?」

あっやっぱりバレてた。

息上がってたの隠してたのに…

そんなにじっとみないでほしい…
「3人で来た方がよかったですか?」

「勿論、一年生は紗輝ちゃんを中心に仲良しトリオでしょ?なのに独りだけ、しかも女の子独りで来たってどういう事か気になる訳。皆で仲良くやっていかないとなのにさぁ?ケンカでもした?」

わかってるなら聞かないでほしい。

私が何も答えないでいると

「黙ってちゃわからないんだけどな?」

何ょ…わかってるクセに…

全てをおみとおしのクセに…

「ケンカしちゃいけないんですか?ケンカしたらここにいられないんですか?郁斗会長はケンカしないんですか?」

まくしたてた。

私の剣幕に皆圧倒されてた。

「紗輝ちゃん、熱くならなくていいんだょ?答えたくなかったら言わなくていいんだから」

と世那が言えば

「ここでは兄貴顔するな、世那。ここでは兄妹であっても必要以上な事はするな」

珍しく郁斗会長がピシャと言い切った。

「紗輝ちゃんも兄貴達に頼るのはやめよう。よくない事だょ?」

「私、頼ろうなんて思ってないです!あの2人とケンカしました!これでいいですか?」

お兄達に頼ろうなんて思ってないょ…

誰だってケンカするじゃない!?

いけない事なの?

「じゃあ、仲直りしてから来てくれる?プリプリした後輩と同じ仕事したくないから」

えっ…

郁斗会長…

今までの態度と全然違う。

そっぽむかれちゃった…

そっか…

やっぱり私ダメなんだ?

「わかりました。私やっぱり生徒会入れません。お兄達と仲良くやりたいんです。それが出来ないならやりません。お世話になりました」

鞄を手にし駆け出し扉を開けた。
ら、空那がいて…目があった。

そらし横を素通りしようとしたら
「おっと、待った!紗輝ちゃん」
ガッシリ空那の手に捕まってしまった。

引き剥がしたいのに出来ない。

だから鞄で叩いたりグーで叩いたりしてみた。

男の人の力には勝てない事はわかってる。