超溺愛ブラコン妹の彼氏

「俺に構ってる場合かょ」

「散々、迷惑かけてるし。紗輝ちゃんの手料理食べられるけど?」
「実雷先輩、どうですか?」

「行きまぁす♪紗輝に言われちゃったら行くしかないもんねっ。三番目の兄貴だもん」

「厳禁な奴」

3人で近所のスーパーで買い物して来た。

3人で料理してたら世那が郁斗先輩を伴って帰ってきた。

「エロ会長さん、また来たのぉ!?」

「実雷だって来てるんだからいいじゃねぇかょ!ねぇ紗輝ちゃん♪」

キッチンに近付き

「俺の分もある?」

「はい♪ソファに座ってて下さい」

「はぁい♪」

「エロ会長からキモ会長にしよ。なんなんだょそのキモい声は…」
今夜も楽しい夕飯になりそう。

ニコニコしてたのに気づいた実雷先輩が

「紗輝ちゃん、楽しそう。俺、毎日でも来たいな。ってか住みたい。そしたら紗輝ちゃんの笑顔一杯見られるのになぁ」

だって。

「郁斗といい実雷といいウザい!」

「空那君、紗輝ちゃんと絡めなくて悔しいんでしょ?俺達に嫉妬しないでね」

チッと舌打ちの空那。

そんなこんなで出来た夕飯を並べ皆で食べ始めた。

食べ終えた頃パパが帰ってきて食後のコーヒーは皆で飲んだ。

楽しく話してたはずなのに寝ちゃったみたいで毛布がかけられていた。

「あっお目覚め?お風呂入って寝な。疲れたんだょ」

隣の空那に言われ眠い目を擦りながらバスルームに向かった。

気持ちのいい温度のお湯につかり身体が温まったとこで出てリビングの前を通ったら賑やかな皆の笑い声が聞こえてきた。

入ろうとした手をとめた。

私が入ったら空気が変わりそうで嫌だったから。

一言、皆に言いたかったんだけど。

スッピンだしパジャマ姿だし…

自分の部屋に向かった。

ベッドに座りボーッとしてたらノック音が聞こえ返事をすると空那が入って来てドライヤーを手にしていた。

「髪の毛乾かそう♪」

ニコニコしながら傍に来て

「この時間を楽しみにしてたのにぃ勝手に1人で部屋に行っちゃうんだから」

優しく抱き締めてくれた。

「皆で楽しそうに話してたから…入りずらくて…」

「まぁそんな事だろうとは思った」