クラスの子から'元気になってよかったね'って声をかけてくれるのは凄く嬉しい。
でも私の小さな変化に気付く子もいて…。
'美景と何かあった?'って聞かれるのが一番辛い…
何かあったのは事実だもん。お互いの想いが同じだったんだから。
今だって気持ちはみー君にあるんだけど身体が拒否反応…
だけど舞桜ちゃんが助けに来てくれて。
「あーあ、紗輝ちゃん困ってるじゃない。もし紗輝ちゃんの立場だったらって事考えて?深入りしてほしくないでしょ?」
って。
だから舞桜ちゃんがピンチの時は助けるんだ。
いつもいつも、ありがとう。
舞桜ちゃん、大好き。
昼休みになり萌ちゃんが来て扉を差し空那がいる事を教えてくれた。
萌ちゃんと舞桜ちゃんに行って来ると目配せし空那のとこへ向かった。
その視線の先にみー君が悲しげな表情をしながら私を見ていたのには気付かないふりをして…。
空那の腕に掴まり向かったのは屋上だった。
キョロキョロ見回すと数名お弁当を食べている生徒がいる中で柵に寄りかかり背を向けている男子がいた。
条二先輩だ。
傍に近付くにつれ空那の腕を掴む私の手の力が強くなるのがわかった。
気配を感じとった条二先輩が振り向き
「条二先輩、おはようございます。昨日お休みして心配してるかもって思って空那に頼んで呼び出してしまって。来てもらえて嬉しいです」
条二先輩の瞳を見つめながら言う私。
条二先輩の瞳も私をとらえていた。
「あの…握手してもらっても…いいですか?大切な先輩の1人として?」
「ふっ何で疑問系?」
何て言いながらも握手してくれて強く引っ張られポスッと条二先輩の胸におさまってしまった。
空那を掴んでいた腕はかろうじで制服を掴んでいた。
「よかった。来てくれて。昨日休んだって聞いたから、もう来ないのかと思ってた。紗輝…ごめんな」
「もぅ謝らないで下さい。仲良く出来る先輩が増えたって思ってますから。穂詞先輩と紘先輩にも伝えて下さい。空那とも仲良くして下さいね?」
私と少し距離をとりじっと見つめ
「紗輝…いい妹だな。あっ俺にとったら後輩か」
「わかったなら早く紗輝ちゃんを開放しろょ?」
でも私の小さな変化に気付く子もいて…。
'美景と何かあった?'って聞かれるのが一番辛い…
何かあったのは事実だもん。お互いの想いが同じだったんだから。
今だって気持ちはみー君にあるんだけど身体が拒否反応…
だけど舞桜ちゃんが助けに来てくれて。
「あーあ、紗輝ちゃん困ってるじゃない。もし紗輝ちゃんの立場だったらって事考えて?深入りしてほしくないでしょ?」
って。
だから舞桜ちゃんがピンチの時は助けるんだ。
いつもいつも、ありがとう。
舞桜ちゃん、大好き。
昼休みになり萌ちゃんが来て扉を差し空那がいる事を教えてくれた。
萌ちゃんと舞桜ちゃんに行って来ると目配せし空那のとこへ向かった。
その視線の先にみー君が悲しげな表情をしながら私を見ていたのには気付かないふりをして…。
空那の腕に掴まり向かったのは屋上だった。
キョロキョロ見回すと数名お弁当を食べている生徒がいる中で柵に寄りかかり背を向けている男子がいた。
条二先輩だ。
傍に近付くにつれ空那の腕を掴む私の手の力が強くなるのがわかった。
気配を感じとった条二先輩が振り向き
「条二先輩、おはようございます。昨日お休みして心配してるかもって思って空那に頼んで呼び出してしまって。来てもらえて嬉しいです」
条二先輩の瞳を見つめながら言う私。
条二先輩の瞳も私をとらえていた。
「あの…握手してもらっても…いいですか?大切な先輩の1人として?」
「ふっ何で疑問系?」
何て言いながらも握手してくれて強く引っ張られポスッと条二先輩の胸におさまってしまった。
空那を掴んでいた腕はかろうじで制服を掴んでいた。
「よかった。来てくれて。昨日休んだって聞いたから、もう来ないのかと思ってた。紗輝…ごめんな」
「もぅ謝らないで下さい。仲良く出来る先輩が増えたって思ってますから。穂詞先輩と紘先輩にも伝えて下さい。空那とも仲良くして下さいね?」
私と少し距離をとりじっと見つめ
「紗輝…いい妹だな。あっ俺にとったら後輩か」
「わかったなら早く紗輝ちゃんを開放しろょ?」
