超溺愛ブラコン妹の彼氏

女の子達にはコソコソいかにも的な何か言われてるし男の子達には朝のみた!?とかから盛り上がってるし…
はぁ…

私は溜め息しか出ないょ。
こんな状態だから何も考えられず流されるまま時間が過ぎていった。

何か配られたり、今後のイベントを話したりしてたみたい。

お昼はカフェテリアで舞桜ちゃんがメニューを運んでくれた。

目立って嫌だろうから私は座っててって言われて。

教室にいる時はいいんだけど皆が集まる所にくるとお兄達に会いそうで余計心ここにあらずになってしまった。

だからランチの味何て味わえなくて…美味しいと評判なのに…悔しい…

沈んでる私に関係ない話をして無の空間を無くそうとしてくれる舞桜ちゃん。

私すっごくいい友達を持ったと思う。

食べ終わって午後のオリエンテーション。

そして帰りのHR。

あぁよぅやくこの痛い視線から逃れられる。

長い1日だった…

寿命が縮んだもん…

↑勿論気がするだけだょ?

「紗輝ちゃん帰ろっかぁ?」

「うん」

教室を出た所でC組の萌夢君どバッタリ会ってしまった。

「さっ紗輝ちゃん!?どしたの!?その格好?」

「制服があんなになったから舞桜ちゃんに貸してもらったの。帰ったらクリーニング出しに行くの」

「あっそっかぁ。明日からはどぅすんの?」

「あの後先生に私服の許可もらったの。その間、舞桜ちゃんに迷惑かけっぱなしで…」