超溺愛ブラコン妹の彼氏

すでにHRは終わっている時間だと思う。

舞桜ちゃんがドアを開けると一気に皆の視線が集まって、中に入ると私服な私に視線が集中してきた。

「お前達どぅした?うん???しかもお前は…制服はどぅしたんだ?」

少しご立腹モードの先生。
舞桜ちゃんが何か言おうとしたんだけど私が止めて自分で先生に話した。

『朝飲み物持ってた人にぶつかって制服に染み付いてしまいました。
上川さんが洋服持っていると言うので貸してもらいました。上川さんは今まで私に付き添い色々と力になってもらいました。授業に遅れてすみませんでした。
後、制服クリーニングに出すので私服での登下校を許可していただきたいのですが…』

一気に捲し立てた。

「そぉかぁそんな事があったのかぁ。災難だったなぁ。ここの制服可愛いし染み付きなんて着たかなぃよな。おしっわかった!クリーニング上がるまで私服でよし!!」

「ありがとうございます。」

「おしっ2人とも席につけぇ」

「はぁい♪」舞桜ちゃんとハモった。

口パクで舞桜ちゃんが『よかったね』って言ってくれたから『ありがとう』って返した。

一緒に席に戻った。

2日目だから授業という授業はなぃんだけど、オリエンテーションっていう名目で潰れていく時間。

でもビシバシ視線は感じてる。

あぁ今日はずっとこんな感じなんだろうなぁ…

ってか明日からはもっと!?だょね…全校生徒の視線と言うか桃色の関係者全てじゃない!?

はぁあり得ない…