「御馳走様。お腹パンパン」

「あっ力ついた?じゃあ用意出来たら一緒に行こうか♪」

「え゙!?」

「何々?そんなに一緒するのが嬉しい??桃色学園の先生である前に紗輝ちゃんのパパだょ?だから今日は保護者として出席するょ♪」

「じゃあ高校で合流しようよ?道順わかるしさっ」

「だぁめ!今日は一緒に行くの。遠慮しないで入学式デートして行こっ♪」

「…」

またヤられた…

パパにはついていけません…

お兄達にはしないのに私の時にする語尾の♪付け何とかならないのかしら…

きっと世の美人さん達は、こんな言い方されたら落ちるょね…

だってイケメンでさいっこうに料理上手なのよ!?

争奪戦ょね!?

ってあぁ私の妄想癖が出ちゃった…

こんな事してる場合じゃないんだった。

出かける準備しなくちゃだ。

【紗輝ちゃんの入学式に行って来ます。父&紗輝より】

↑置き手紙と二人分の朝食を用意して。

「じゃ行こっか?桃色学園入学式へゴゥ♪」

ってな感じでパパと入学式デートが始まった。

道中、お店の情報とか学園のイベントとかを教えてくれた。

学園が近づくと同じ新入生と思われる親子にちら見された。

皆は母親と来てるからウィークデーだし父親と来てる私が珍しいから??

あっ違うや。皆の視線パパに向いてる。