超溺愛ブラコン妹の彼氏

私に…不満…ぶつけて…ね。友達…で…いさせて…もらえる?ごめ…んね…」

ジャージは透けるかもって事で保健室にあるタオルを借り胸に当てて着せた。

着替えが終わりみー君、萌具ちゃんがベッドの周りに集まった。

時折みー君が紗輝ちゃんの顔を拭いていた。

「舞桜ちゃん、そんなに自分をせめないで?紗輝ちゃんの一番の友達でいてね?」

「はい、世那先輩」

「俺の事で舞桜ちゃんまで傷付けちゃったね?」

「いいえ、空那先輩。紗輝ちゃん…に…嫌がられても…離れま…せんので。あっ制服…せっかく綺麗になったのに…汚れちゃって」

手にした制服をいとおしそうに抱き締めた。

ピピッピピッピピッ

世那が紗輝ちゃんの熱をはかっていた。

「9°」

「帰って休ませた方がいいな…。タクシー拾うか」

「あっタクシーならパパに連絡してみます。車一台出してもらうように頼みます」

とめる間もなく携帯で電話し始めてしまった。

「舞桜の言う通りしてやってもらえねぇか?お前らと同じぐらいコイツも紗輝ちゃんの事を大事に想ってるんだ。頼む」

枚輝が頭を下げた。

「枚輝、迷惑じゃないのか?」

「世那先輩、それはないです。むしろ紗輝ちゃんと兄貴2人に興味もってるから」

「何だ?それ」

フッと笑い後ろに控えている生徒会メンバーと話始めた世那。

「空那先輩、10分で着くって。私、紗輝ちゃんの荷物とってきます」

「ありがとう」

神妙な顔をして近づいて来たみー君。

「空那、俺も付き添っていいか?」

少し間を置き考えみー君の瞳を見詰めた。

「みー君、紗輝ちゃんに拒絶されたじゃん。それでも傍にいたいって思ってる?」

みー君も俺から瞳を反らさず軽く頷いた。

「じゃあも1つ。紗輝ちゃんの身体凄い事になってる。もし見たりしても引かないって断言出来る?この事でみー君を拒絶したように俺ら以外は受け入れられないかもしれない。耐えられる?」

数秒間があり頷いた。

「わかった。世那はここに残るからその代わり。萌ちゃんは?」

「紗輝ちゃんの傍にいたい」

「みー君に言った事聞いてた?」

瞳を反らさず頷き

「紗輝ちゃんの力になりたい」