その場に崩れ落ちた
駆けてくる足音に顔を向けると世那とみー君だった。
「早くここの鍵…開けてくれ」
「今、郁斗が探してる。中からの反応はないのか?」
力なく首を振る。
「まさか第二の方を使うとはな。ここの事は頭になかった」
「紗輝!聞こえるか!?ごめんな、傍にいてやれなくて。ここ開けてくれ!紗輝、声をきかせてくれ!」
力の限りドアを叩くみー君を止める世那。
「落ち着け!郁斗が生徒会メンバー動かしてるから」
「んな事したら紗輝が嫌がるじゃんか!」
世那に掴みかかるみー君。
「未稀揶の件は今日の放課後、紗輝ちゃんに郁斗が話す事になってたんだ。つまり郁斗が未稀揶の紗輝ちゃんに関する話を聞いたって事。わかるか?」
みー君をなだめる世那。
「郁斗が今、動いている事が未稀揶の耳にも入り自分の失言の為に紗輝ちゃんが拉致られたと思ってアイツは動き始めた。そしたらメンバーにも広まって。周りも何か感ずいたかもしれない。が郁斗がなんとかしてくれるだろうから紗輝ちゃんは守れると思う」
落ち着いていたみー君が再び世那に掴みかかり
「どう守れるって言うんだょ!?ドアの向こうで何が起こってるか何てわかりきった事じゃねぇか!ソイツが紗輝の事嫌わなきゃこんな事にはならなかったんじゃねぇのか!?」
「アイツだけのせいじゃない!色んな事が重なって起こった事だ!ここで─」
世那の話の途中で
「悪い。遅くなった」
息を切らし郁斗を始め生徒会メンバーが大集合した。
世那への手を離し郁斗へ向かうみー君。
襟首を掴み
「お前らが紗輝を見捨てたからこんな事になったんだ!紗輝に何かあったら許さねぇ」
言い切り手を離した。
「鍵は?」と世那。
「手間取った。中々渡してもらえなくてな。頑固でさぁ。って何してんだょ。早く開けろょ!」
郁斗が後ろを向きながら誰かに問いかけた。
オズオズと女が進み出た。
「一体何なの?授業中なのに何の集まりがあるの?」
「いいから開けて?ついてこなくていいのに鍵渡してくれないからでしょ?開ければいいの。早く開けて!」
郁斗にせかされる女。誰コイツ?
鍵穴に差し込まれる。
駆けてくる足音に顔を向けると世那とみー君だった。
「早くここの鍵…開けてくれ」
「今、郁斗が探してる。中からの反応はないのか?」
力なく首を振る。
「まさか第二の方を使うとはな。ここの事は頭になかった」
「紗輝!聞こえるか!?ごめんな、傍にいてやれなくて。ここ開けてくれ!紗輝、声をきかせてくれ!」
力の限りドアを叩くみー君を止める世那。
「落ち着け!郁斗が生徒会メンバー動かしてるから」
「んな事したら紗輝が嫌がるじゃんか!」
世那に掴みかかるみー君。
「未稀揶の件は今日の放課後、紗輝ちゃんに郁斗が話す事になってたんだ。つまり郁斗が未稀揶の紗輝ちゃんに関する話を聞いたって事。わかるか?」
みー君をなだめる世那。
「郁斗が今、動いている事が未稀揶の耳にも入り自分の失言の為に紗輝ちゃんが拉致られたと思ってアイツは動き始めた。そしたらメンバーにも広まって。周りも何か感ずいたかもしれない。が郁斗がなんとかしてくれるだろうから紗輝ちゃんは守れると思う」
落ち着いていたみー君が再び世那に掴みかかり
「どう守れるって言うんだょ!?ドアの向こうで何が起こってるか何てわかりきった事じゃねぇか!ソイツが紗輝の事嫌わなきゃこんな事にはならなかったんじゃねぇのか!?」
「アイツだけのせいじゃない!色んな事が重なって起こった事だ!ここで─」
世那の話の途中で
「悪い。遅くなった」
息を切らし郁斗を始め生徒会メンバーが大集合した。
世那への手を離し郁斗へ向かうみー君。
襟首を掴み
「お前らが紗輝を見捨てたからこんな事になったんだ!紗輝に何かあったら許さねぇ」
言い切り手を離した。
「鍵は?」と世那。
「手間取った。中々渡してもらえなくてな。頑固でさぁ。って何してんだょ。早く開けろょ!」
郁斗が後ろを向きながら誰かに問いかけた。
オズオズと女が進み出た。
「一体何なの?授業中なのに何の集まりがあるの?」
「いいから開けて?ついてこなくていいのに鍵渡してくれないからでしょ?開ければいいの。早く開けて!」
郁斗にせかされる女。誰コイツ?
鍵穴に差し込まれる。
