超溺愛ブラコン妹の彼氏

「了解」

会長のお供は萌、実雷。

世那のお供は空那、俺。

先生に見つからないように。

逐一、携帯で連絡する事。
いなければ周りの教室をしらみ潰しに探す。

「じゃあ捜索開始」

会長のこの発言で紗輝救出への一歩を踏み出した。


紗輝…

ごめん、守りきれなくて

今、助けに行くから





「気付いたなら起こせ」
目の前の人じゃない人からの声がし寝かされていた私の身体を支え座る格好になった。

'ごめんねぇ起こすょん'と言いながら。

起こされた私は胃の周辺に不快感を感じむせた。

寝かされていた方が楽なのに…

でも身体が動かない…

何故?

えっ!?手足が動かない!?

って…えぇ゙痛い…

縛られてるんだ…痛いょ…
「ごめんね。縛っちゃって。綺麗なアンヨだねぇ」

その視線を辿っていくと
かなり上まで捲れていた。
「ギャー!!」

「うるせぇ」

隠したいんだけど自由のきかない手足に苛々し

「みっみないで下さい!」
「心配しなくても後でたっぷり楽しませてもらうぜ」
「だってぇ、紗〜輝ちゃん。条二の後に俺もいぃい?」

言いながら足をイヤらしい手つきで触ってきた。

「触らないで!」

「触りたぁい。その俺を睨むお目目にそそられちゃう」

バサッと足に制服の上着?がかけられた。

と同時に離れた手。

「嫌がってんだろ。やめろょ」

「正義感ぶるなょ、穂詞。お前も触りたいんだろ?綺麗なアンヨにさぁ」

「ドケ」

その声に渋々従う2人。

私も声のした方を見上げ数日前の出来事がフラッシュバックしてきた。

この人…あの時の人…

いつの間にか同じ視線の位置になり手を伸ばし私の頬に添えられた。

「思い出した?俺の事」

頬の手が顎に移り口に触れるだけのキスをされた。

「嫌がらないんだ?」

また近付く唇に顔を背けたら両手を頬に添えられ再びキスをされた。

直ぐ離れるかと思ったら生暖かい物が侵入し私の口内をまさぐった。

顔を左右に振るもガッチリ両手で固定され抵抗出来ない。

目の前のあの人は妖艶な表情をし私の口内を楽しんでいる。