関係は終了。

朝食の仕上げに取りかかる。

昨日のビーフストロガノフをよそいパパお手製のパンをお皿に並べサラダも大きなお皿に盛る。

「はぁい皆出来たょ〜。食べてっ」

着席し

「いただきまぁす」

と始まる朝食。

「今日のお弁当は彩り最高だょ!萌ちゃん喜んでくれるかなぁ」

「当たり前じゃん。それに紗輝ちゃんと2人っきりっしょ?何もされないようにね?」

「萌ちゃんエロでも空那程じゃないもん」

「じゃあさぁお礼にキスしていいって言われたらどぅする?」と世那。

「させないもん」

「それは無理じゃない?あ・の萌ちゃんだょ?隙をみてキスする、絶対。それに俺がいないし。あっどこかではってようかなぁ?」

はい!?

どこかではる?

何て事言い出すんだ、空那は…

「空那!私達の事見張るのはやめてょ?変態」

「変態とは失礼だなぁ。大事な妹をエロから守ろうってのにぃ」

「シスコンだけじゃなくてストーカーにもなるの?」
「またまた失礼発言。覚えとけょ?そんな口叩けなくしてやるか・ら」

口角をあげ怪しげに微笑む空那。

これ以上は言えないや。

言って危険な状況になるのは私。

なかなか空那には敵わないなぁ。

「空〜那。紗輝ちゃんを苛めるのはやめなさい。大事な妹でしょ?」

「へぇ〜い。彼女だもんねー紗輝ちゃん?」

「うん。お兄達のねっ」

とかわしてみたら空那の顔が怖かった。

一足先にパパが家を出た。
私は身支度を整え朝食の洗いものをした。

それが終わりお兄達に声をかけた。

皆、準備が出来ていたから行くかって事になり学校に向かった。

私を真ん中にして両サイドをお兄達が挟んでくれた。
狭い道では私を道路から離してくれたり配慮をしてくれてたお兄達。

楽しく歩いていたのに学校が近づくにつれ'誰?'って言葉を聞く事が多くなった。

別に休んでた訳じゃないのに…新入生でも転校生でもないのに…って思っていたらお兄達に伝わったみたいで

「気にしない。皆が皆あーゆー考えじゃないじゃん?」

とか

「私服が制服になっただけじゃん?顔みないで判断する方がよくないょね?