超溺愛ブラコン妹の彼氏

「萌ちゃんとなの。これだけあれば何とかなるょね?」

冷蔵庫を確認中のパパに尋ねた。

「うん、問題なしだねっ」
「あーよかったぁ。今、思い出しといて。制服に気をとられて弁当忘れるなんて!ってなじられるとこだったょ」

「あっ俺も忘れてた。きっと今頃、萌ちゃんくしゃみしてんじゃない!?」と世那。

あらあら…やはり聞かれておりましたか…

「じゃあ後やっとくからお風呂の準備しておいで。空那もうすぐ上がるだろうから」

あーあパパに全部やらせる事になっちゃった…

忘れてた私が悪いのに…

「ごめんなさい、パパ。余計な手間かけさせちゃって」

「気にしない。明日、寝坊しないでね?」

「はぁい。でもっ洗い物はすますね」

とまっていた手を再び動かし洗い物を再開した。

後は飲み物、レジャーシート、お手拭きだね。

萌ちゃん…忘れててゴメンね…

でも美味しいの作っていくから待っててね。

空那がお風呂から上がり'お先に'って言ってくれたから洗い物も終わったし入る事にした。


お風呂から上がりパパがソファーに座ってたから声をかけビール飲むって言うから用意して部屋に向かった。

ベッドに放置していた携帯のランプが点灯してたから開いてみた。

数件入ってて萌ちゃんからのもあった。

'明日のランチ楽しみにしてるね☆'って。

携帯みればよかったぁ。

取り敢えず'明日楽しもうね☆'と返信。

みー君からもきて'空那からメールもらった。下駄箱で待ってるから'って。

あぁ空那。きちんと連絡してくれたんだぁ。

後でお礼言わないと。

取り敢えずみー君には'逃走しないように見張ってて下さい'って返信。

最後の一件は郁斗先輩。

'明日の件覚えてる?'って。

ん?明日?あぁ言われてたっけって私、覚えが悪いのかしら!?

スケジュール帳持てばいいんだけど書く程の予定なんてないし。

マイカレンダーには書いてたりするょ。

あっ返事しなきゃなんだ。
'はい覚えています。よろしくお願いします'って返信。

はぁと溜め息を吐き携帯を放った時ドアのノック音がした。

「紗輝ちゃんいる?髪乾かそう?」

そうだ、空那担当の役割。