超溺愛ブラコン妹の彼氏

「…」

黙ってジィッと探るように見詰めてくる。

「世那には…頼めない…から…」

「…」

少しずつ離れ最後の切り札を言ってみた。

「逃走するょ?」

少しハッとしガバッと引き寄せられた。

「それは駄ぁ目。逃走は許さない」

「じゃあ言うょ?─あのね…月曜からも…私の事…守ってもらえますか?」

言い終わり引き寄せられた身体を離し空那の顔を伺った。

「なぁんだ、そんな事?守りますょ、だってさぁもぅ俺しかいないもんねぇ?」
「そっそれはそぅかもだけど…空那がきちんとした行動してたら私、襲われる事なんかなかったんじゃないの?」

「あぁそれを言う?」

「言う…ょ」

再び抱き締められた。

もぅ怖い思いさせないから…

世那の分まで守るから…

だから俺から離れないでね?

逃走なんてもってのほかだからね♪

耳元で言い含められた。何故か最後にオチが…

私=逃走って思われてる!?
「だけどぉ今まで通り授業中とかはぁみー君にいてもらお?」

「えっ…もぅいいょ…」

空那と距離をとり俯いた。
「みー君は紗輝ちゃんの守り神じゃん。まだまだやってもらわないとぉだょ?萌ちゃんはクラス違うじゃん、ね?」

「…」

「今日の事だってぇみー君には見破られたんでしょう?紗輝ちゃんの事わかってるって事じゃなぁい?」

「…」

「舞桜ちゃんは女の子だょ?」

「…」

「登下校は一緒でしょう。でぇ昼休みとかぁ手が空いた時ぁは紗輝ちゃんに会いに行くか・ら、ね?」

「何で…みー君にこだわるの?」

他にも大勢男子生徒はいるのにみー君に固執するのか聞いてみた。

「だってぇ他にいる?仲良くしてる男?」

即答で言われ顔を覗き込まれタジタジの私。

「い…ません」

「でしょう?言いずらいなら俺から頼むけど?」

頷いた。

「うん、了解。明日、メールか電話しよっかなっ。んじゃそろそろお休みのキッスしよっか?」

キッキッスって言い方が待ってました状態じゃない!?
だってほらっ空那すっごくいい顔してる。

でも、その唇に吸い込まれそうな私もいるの。

何か私…空那カラーに染まりつつあったりする!?