超溺愛ブラコン妹の彼氏

「空那…私、帰るから。だから皆でご飯食べに行って?皆お腹すいてすいてしょうがないんだから…ね?」
空那から離れて鞄を手にした。

「また逃げる気?」

「へっ!?」

「そうやって逃げてるじゃん」

私…逃げてる?

確かに悪いのは私だってわかってる…だけど…逃げてはない…よ…ね?

「逃げてなんかない!何の反応もしてくれないからでしょ!?皆お腹すいてるんだょ!?空那のお腹だってなってたじゃない!何なのょぉ」

涙が決壊した。

それからの私は荒れまくった。

空那、世那、実雷先輩、郁斗先輩…皆に文句を言った。

言い始めたらとまらなかった。

周りのカップルも唖然としてた。

ごめんなさい。

皆お腹すいてるのに…

そしたら視界が遮られ頭上から刹那い声が落ちてきた。

「もぅいぃよ…紗輝ちゃん。もぅいいから」

優しい声音とともに包み込まれた。

この声は実雷先輩…?

「紗輝ちゃんだって腹へってんだろうにぃ。酷い兄貴だねぇ1人はさぁ。大事な妹が謝ってるつーのにぃ。シレッとした態度で。暴言はきたくなるのわかるょ。飯食おうょねぇ。何がいいかなぁ?世那先輩?紗輝ちゃんてパスタ好きですかぁ?」

「うん」

「んじゃ行こぅ?ね?紗輝ちゃん食べようね?」

「優しく…しないで下さい。皆に…酷い事言ったんですから」

実雷先輩から離れようとしたけど強く抱き締められててお腹がすいてて力が出ない…。

「紗〜輝ちゃん、我儘は少し休憩ねっ。まずは腹ごしらえ♪食べたらぁまたやりたい放題していいからねっ」

肩を組まれ連れて行かれた先はイタリアンレストラン。

鞄も持ってもらっていた。
何から何まで…ありがとう…実雷先輩…

レストランに着き私と実雷先輩が一緒に座り残り3人はテーブルを挟んで向かいに座った。

皆メニューを決めピザもラージサイズを選び実雷先輩が仕切ってくれた。

ドリンクがバイキング式になってて皆の分を実雷先輩と手を繋いで取りに行った。

何がいい?って聞かれたからジンジャーエールって答えて…んじゃ皆一緒にしちゃおうって事で手分けして皆のとこまで持ってった。