「いつかの彼女の兄貴が美容師で、カットとかセットするの良く見てたんだ。んで兄貴がいない時俺にやって?って言われて何度かやってる内に上手く出来るようになった」

「あのさぁいつかの彼女ってそんなに何人もいるの?」

「気になるとこはそこ!?妬いてくれてたり?」

「妬かないょ世那はお兄でしょ!でも羨ましいな…こんな風に大事にされながら髪の毛整えてくれて」

「俺でよければ毎日やってあげるょ?それにこうして紗輝ちゃんを独占できるからね♪」

「私って幸せだね。自分でやるより世那にやってもらった方が断然綺麗だから、明日からもお願いしますっ。忙しい時はいいからね?」

「ラジャー♪何よりも紗輝ちゃん優先だからさっはいっ出来た!メイクもOK?」
「うん!ありがとぅ。世那、今は彼女いないの?」

「なりたい?」

「え゙…なっなれないでしょ!しっ質問に答えてないじゃん!」

「今はいないょ?暫くはフリーでいぃや。紗輝ちゃんがいるから?飯食いに行こ?」

うん???疑問系で終わったょね?

私がいるからって何??

って事を考えながら世那の後を追う私。

リビングに着くなり

パパ&空那&世那が朝の挨拶をする。次に

「紗輝ちゃんおはよう」

私をみるなり↑の言葉が重なるパパ&空那。

「紗輝ちゃんの制服姿かっわいい♪今日も1日いい気分で過ごせそうだね。食べてね〜」