超溺愛ブラコン妹の彼氏

「舞桜ちゃん顔赤いょ?」
「やだぁ!?」

と言い両手を頬に添え照れまくっている。

大爆笑の世那。

「舞桜ちゃんのこの姿、枚輝にみせたいな?嫉妬されるかなぁ?」

「やっやめて…下さい…」
語尾が小さくなった。聞き取りにくい程に…。

「ははっもしもねっ枚輝と別れがくるような事があれば俺のとこにおいで?舞桜ちゃんなら紗輝ちゃん喜ぶだろうし?」

「うん!舞桜ちゃんが世那の彼女かぁ。想像しただけでも楽しいね。だけどさぁこの話、枚輝君聞いたら怒るょね?絶対手放さないだろうからさっ」

うんうんと頷く世那。

じゃあ始めようかって世那の言葉で私はパイプ椅子に座るように促され2人の手でいじられた。

「舞桜ちゃん、ずぅーっと紗輝ちゃんの一番の親友でいてあげてね?もし本人に言えない事があったら俺に話してくれてかまわないから」

「はい勿論です!」

2人の手によって可愛く?綺麗に?されていく中で私何て存在しないように会話がなされていた。

「あのぉ…私も会話に混ぜてもらえませんか?話に混ぜてもらえなくて…凄く悲しいんですけど…」

2人を交互にみた。

「紗輝ちゃん、仲間に入れてもらえない寂しさがわかった?」

「紗輝ちゃんはこうしないで独りで抱え込んでたってわかった?」

「誰かに聞いてもらえば少しでも楽になるんだょ?」
「周りの人は話してくれるの待ってるんだから…」

世那と舞桜ちゃんが交互に私に分かりやすく語ってくれた。

2人をみながら大きく頷く私。

「わかってくれた所で行きますか、お姫様達?」

「はい♪」私と舞桜ちゃんの声がハモった。

ベッドとパイプ椅子を整え保健室を出た。

皆の視線が集中し緊張して俯いてしまった。

けど2人に背中を擦ってもらい皆にも'可愛く変身したね'と言ってもらえ緊張が少しほぐれた。

皆を見回し

「ご迷惑お掛けしました。今まで待っていただいてありがとうございます」

と言い郁斗会長の前に立った。

けど顔を見る事は出来ず俯いたまま

「カフェテリアでタンカきったのにご迷惑おかけしてごめんなさい。もう関わりませんので」

深くお辞儀をし背を向けた。