超溺愛ブラコン妹の彼氏

「だから生徒会入って役に立とうと思って自爆したんだ?」

「自爆だなんて…酷い…」
自爆なんて…

そんな言い方…

みー君を見つめていたのに…いつしか揺れだしたみー君の顔。

あれ?

歪んでシルエットしかみえなくなっちゃった…

「ごめん…」

私の顔に触れ涙を拭うみー君。

「触らないで!」

「…」

「みー君に…みー君には私の気持ちなんてわからない!」

私なりに思いっきり睨んだつもり。

「だからっごめんって」

「何がごめんょ!みー君の周りに群がる女の子じゃないのょ私は!謝ったからって簡単には許さないから!ホイホイついて行く女の子じゃない!」

即座に立ち上がり走った。
思いっきり走った。

みー君が私の名前を叫び追いかける音、萌ちゃんがみー君を怒鳴り追いかける音。

全てを振り切り無我夢中で走った。

どこをどぅ走ったのかわからないけど…気付いた時には人気の全くない旧校舎に来ていた。

ここは必要な時と場合に使われている昔の校舎。

新校舎が建っても利用価値があるから壊さないと聞いていた。

誰も着いて来ていない事がわかった私は自虐的な笑いが出た。

肩で息をはぁはぁしながらも可笑しな笑いがとまらなかった。

何もかも失った気分。

最悪な1日。

あっ携帯…

みー君のとこだ…

ははっ…

まぁ元から携帯に依存している子じゃないから別にいいか…

あるのはお金だけ…

壁に身体を預け窓から見える青空を見上げた。

窓際に寄り鍵を開け外気を入れた。

走って汗をかいた身体に爽やかな風が吹き込んでくる。

気持ちぃ。

ただただ気持ちぃ。

ここ…私の隠れ家にしようかな…

サボる時はここに来よう

誰にも内緒

誰にも何て…いないし…

内緒も何もないね…

ははっとまた自虐的な笑いが涙と共にでた。

窓枠に両腕を乗せ空に向かって話しかけた。

'空さん、こんにちは。気持ちいいお昼をありがとう。空さんは悲しくなると雨降らせて、怒ると雷や台風で荒れて、今日は気分がいいんだね。すっごくいいお天気だもの。曇りは…モヤモヤした気分かなぁ?空さんは今の私の気持ち…どんなだと思う?