超溺愛ブラコン妹の彼氏

みー君だった。

よりにもよってこんな姿みられるなんて…

捕まれた腕をあいてる手で離そうとしたら、その手もガシッと捕まれてしまった。

私はもがいて手を外そうと試みた。

が、もがけばもがく程強くなるみー君の両手。

そしてここはカフェテリアから数メートル離れた廊下。

通り過ぎていく生徒がちら見したり、朝みたいな言葉を投げ掛けられた。

チッと舌打ちしたみー君に最初に捕まれた腕をひっぱられ走ってつれていかれた。

連れていかれた所は専科の教室がズラリと並んでいるフロアの階段の踊り場。

はぁはぁと肩で息する私達。

少し落ち着いたとこで

「ごめんな?いきなり走らせて」

優しい言葉をかけてくれた。

「うぅん…おかげで涙乾いたから…」

笑ってみせた。

「無理に笑うな」

無理矢理の笑い顔だってバレていた。

みー君が疲れたぁと言いながら壁に持たれながら座った。

私も逆の壁を背にし座った。

携帯を取りだし誰かにメールをしている雰囲気のみー君。

私も携帯を手にし電源を入れてみた。

途端に鳴り響く着うた。

ビックリして落としてしまった。

落とされた携帯に目は行くものの手にする事が出来ない。

だって…この着うたは…空那だから…

空那は生徒会には何の関係もない

でも…今は出たくない…

ごめんね…空那…

「出ねぇの?」

頷く私。

「誰?」

「空那…」

止まった着うた。

自分の携帯を操作しながら時折私のをちら見するみー君。

「いじって、いい?」

顎で私の携帯を指しながら聞いてきた。

頷く私。

自分の携帯を左手に私のを右手に持ち両方を操作し出したみー君。

そして私のを耳にあてた。
誰かと繋がったようで話始めた。

「…」

「大事な大事な妹は俺と一緒。1人にすんじゃねぇよ!雁首揃えて何やってんだょ!」

「…」

相手は空那だ。でも空那が何を言っているのかまではわからない。

「紗輝、泣いてんぞ。お前が迎えに来た時は嬉しそうな顔してたょ。それが飯食ってもねぇのに泣くってどぅいぅこったょ!?」

「…」

携帯を耳から離し