超溺愛ブラコン妹の彼氏

そして取り囲んでいる生徒も笑いを堪えているようで皆の肩が震えている。

「周りの皆も私達の話聞いてないで下さい!」

「紗輝ちゃん、それは無理だょぉ。聞きたくなくたって聞こえる位置だしぃ。皆も紗輝ちゃんにキスしたいょねぇ?」

取り囲んでいる生徒に瑛汰先輩が言葉を振った。

途端頷く皆。

「ほらねっ♪」

勝ち誇る瑛汰先輩。

「紗輝ちゃんに出会う男は皆はまると思うなぁ。ナイスバディだしねっ。まぁ鈍感紗輝ちゃんにはわからないかなぁ?」

口角をあげ怪しげに見つめてくる瑛汰先輩。

「鈍感なんて…」

「そこぉ!?ほかスルーしちゃったのぉ!?はぁ」

落ち込んだ瑛汰先輩に対して取り囲んでいる生徒はまたまた大爆笑。

しながら前の生徒が移動し下駄箱が見えた。

その奥にダルそうに壁にもたれ掛かっているみー君がいた。

「あーあ着いちゃったぁ。もっとぉ紗輝ちゃんと話したかったなぁ」

悔しがっている瑛汰先輩の顔可愛いかも!?

「瑛汰先輩、皆さんありがとうございました。朝からすみますんでした」

腰を90度に曲げお辞儀をした。

「紗輝ちゃぁん。過去系は駄・目。まだまだ継続だょ。だからぁ全てが片付いたらぁ身体でお礼でもしてもらおうかなぁ?」

ん!?

身体で!?

って何ょ?

またさっきの怪しげな表情をし耳元に口を近づけ

「さっきから気になってたんだけど、上から見えてるよ?お辞儀した時ワクワクしちゃったしねっ♪」

チュッと頬にキスされた。
「へぇ!?」

「紗輝ちゃん、胸大きいね。俺ならぁもっと大きくしてあげられるかもょ?あそこの2人にも覗かれないようにねっ☆」

チュッとまたキスをし'また昼にねぇ'と言い自分の下駄箱がある方に向かっていった瑛汰先輩。

「紗輝ちゃん!?アイツの彼女にでもなったの!?キスされてたょね!?何で!?」

私の元に走ってきて矢継ぎ早に質問を浴びせてくる萌ちゃん。

「萌ちゃん、おはよう。またね朝から迷惑かけちゃったの。話すと長くなるんだけどね…」

「今日、兄貴達は!?」ってかアイツと来たの!?

「あのね…出掛けに空那とやっちゃって…途中まで世那と2人で来たの