超溺愛ブラコン妹の彼氏

答えてもらえないって事は駄目なんだ…

朝から甘えすぎだもんね…
「ごめんなさい。世那。今のなかった事にして?今度から自分でやるから…今までありがとう」

世那の顔が近づきオデコ通しがぶつかった。

「こぉら、紗輝ちゃん。俺に何も言わせない気?勝手に結論付けるな!」

「だってぇ何も言ってくれないからぁ…。朝から時間とらせてるし…私がいい出した事に断れないのかと思って…」

いつの間にやら両頬にそえられていた世那の手。

チュッと唇にキスをされた。

「この時間は誰にも渡さない。熱が出ようが俺がやる。紗輝ちゃんにだってやらせない。貴重な紗輝ちゃんとの時間じゃん。だからぁこの返事はイエスだょ♪」
瞬間、世那の首に自分の腕の巻き付け'ありがとっ'と言い私も頬に両手を添え唇にキスをした。

「ふふっこればありがとうのキス。次のは遅くなったけどぉおはようのキス」

と言い角度をかえてチュッと唇にキスをした。

「パパ待ってるから行こっ」

「うん♪」

世那の手を繋いでリビングへ向かった。

ダイニングテーブルには既に空那が座っていた

「パパみてぇ?」

キッチンのパパに問い掛けた。

そして私も手伝った。

「うん?朝から紗輝ちゃんの輝く笑顔は眩しいねぇ。世那の腕がいいのかな?」
「そぅなの。だからねっ制服になってもやってってお願いしたの!それにねっ今日は3食お兄達と一緒なの!」

「それはいいねぇ♪」

「うん!!」

皆で朝食を食べ始めた。

食べながら放課後の夜景デートの話になり荷物は駅のロッカーに入れるって事になり空那の着替えとかは持っていく事になった。

世那のは時間が遅いからいらないってなって。

パパは食べて新聞読み終えて出掛けた。

私は食器の洗い物をした。
帰りが遅くなると思ってパパに置き手紙を書いた。

パパへ
'お帰りなさい。グラスは冷蔵庫に冷えているからね。少し帰りが遅くなるけどお兄達と一緒だから。楽しんできまぁす。'
紗輝・世那・空那

「何、書いてるの?」

空那が覗き込んできた。

「パパに置き手紙」

「へぇ」

「ちゃんと皆の名前書いたからねっ」