超溺愛ブラコン妹の彼氏

「何言っても聞いてくれる?」

「もっちろん、紗輝ちゃんの為じゃん」

「じゃあ…私が世那の彼女になったらって事を仮定して一晩…ベタベタに愛してくれる?あっその前に…日曜の予定は?」

「まだないょ?」

私が突然おかしな事を聞くもんだから?マークが頭に乗っかってるみたいな顔してる世那。

「ぷっ世那、変な顔してるょ?お互い予定ないからぁ目覚ましかけなくていいんだね、やたっ。じゃあ私が起きるまで腕枕しててくれる?」

「そんなの当たり前。俺の彼女になるんでしょ?ってかぁ紗輝ちゃんに彼氏が出来るまで俺らの彼女で俺らが彼氏でしょ?着替えも持って来てね?朝起きて紗輝ちゃんの部屋に行って着替えの手伝いしてもいいけど?」

「へぇ!?」

「空那にはやらせて俺にはやらせないつもり?」

またまた上から目線な世那登場。

空那より年上なくせに同じことさせないと怒る世那って…

可愛いか・も!?

「世那って年下の空那に対抗意識あるの?」

「紗輝ちゃんは空那派?年下ったって1個しか違わないじゃん。同じことしたいって思っちゃいけない?」
世那が可愛くて後ろを向いて抱きついた。

「空那より世那は大人かと思ってたけど…何だか可愛い」

「こぉら紗輝ちゃん。メイク崩れるぅ」

私をはがそうとする世那。
「嫌離れたくない!少しこうさせて?世那の制服につかないようにするから、ね?」

耳元で甘く優しく'いいょ'と言われチュッとキスを落として背中をポンポンと規則的に叩いてくれた。

「空那の香りに包まれてすぎだからぁ今夜は俺色に染まらせちゃうからね♪」

聞いた!?俺色にだって!いいなぁ、世那の彼女になる人…いっつも優しく甘ぁく包んでくれそうで…

空那みたいな意地悪ないもんね。

「世那、今日…待ってるからね。空那と待ってるから。ご飯一緒に食べようね?今日はスペシャルだね。3食一緒何て嬉しぃ」

「だなっ。携帯切らないでね?一応空那にも言っといて?」

「うん。世那、今日も綺麗に可愛く私を仕上げてくれてありがとう。制服になってもやってもらえる?」

世那と少しの距離を作り上目遣いで見上げてみた。

数秒間ジィーと見つめられた。