だから…思いきって切り出した。
「あのっ何か怒ってる?」
鏡の中の世那に恐る恐る尋ねた。
「…」
「私…何かした?」
コクッと上下した世那の頭。
「何…した?」
「泣いた?」
あぁ…泣いた…ね…
さっき…
「うん」
「空那?」
左右に首をふったら'動かすな'って怒られた。
「ごめんなさい。空那…ではない。私の勘違い。あっメイクに差し障る?ごめんなさい。空那にも言われたの」
はぁと大きなため息をつく世那。
「そんなに謝らないで…」
「じゃあ…世那も…怖い顔やめて?」
鏡の世那に向かって懇願したら'あぁ…'とバツの悪そうな顔をして困惑の顔に変化した。
「ねぇ、空那と何があった?」
「一緒に私のベッドで寝たの」
「泣いた原因は?」
「うぅんとぉ…昨日の夜はぁ…なんだったかなぁ…あっママが早く死んだのは私を無理して産んで、空那がママに甘えられなかった原因は私って話。今朝のは私の着替え手伝って?って言って、朝だから触らないでね?ってお願いしたの。そしたら即答で'無理かも'って言われて。誰のでも触ればいいんだと思って頭きちゃったの。これが原因」
「ふぅん、一緒に寝るってなったのはどぅして?」
「空那が一緒に寝よっていったから。でもっ私も寝たかったから腕枕してもらったの。空那の香りに包まれて…すっごくぐっすり眠れて…目覚めた時には空那が目の前にいて…ふふっ。あっあれ?世那?顔が怖い…」
「そんなに空那と寝た事が嬉しいの?」
「うん…」
「腕枕して…ぐっすり眠れたんだ?」
「うん…」
「じゃあ今夜は俺と寝て!」
世那の作業していた手がとまり鏡越しにガン見された。
数秒後、右の耳元で'俺の部屋でね'って耳をあまがみされて思わず'ひゃぁん'と声が出てしまった。
「ねぇ返事は?それとも紗輝ちゃんにとっては俺も同じ兄なのに…一緒に寝てくれないの?」
「怒らないで?」
「怒ってる訳じゃない」
「世那だって私の大事なお兄だからね。腕枕してくれる?」
「勿論。他にしてほしい事ある?」
極上スマイルで答えてくれて安心した。
「あのっ何か怒ってる?」
鏡の中の世那に恐る恐る尋ねた。
「…」
「私…何かした?」
コクッと上下した世那の頭。
「何…した?」
「泣いた?」
あぁ…泣いた…ね…
さっき…
「うん」
「空那?」
左右に首をふったら'動かすな'って怒られた。
「ごめんなさい。空那…ではない。私の勘違い。あっメイクに差し障る?ごめんなさい。空那にも言われたの」
はぁと大きなため息をつく世那。
「そんなに謝らないで…」
「じゃあ…世那も…怖い顔やめて?」
鏡の世那に向かって懇願したら'あぁ…'とバツの悪そうな顔をして困惑の顔に変化した。
「ねぇ、空那と何があった?」
「一緒に私のベッドで寝たの」
「泣いた原因は?」
「うぅんとぉ…昨日の夜はぁ…なんだったかなぁ…あっママが早く死んだのは私を無理して産んで、空那がママに甘えられなかった原因は私って話。今朝のは私の着替え手伝って?って言って、朝だから触らないでね?ってお願いしたの。そしたら即答で'無理かも'って言われて。誰のでも触ればいいんだと思って頭きちゃったの。これが原因」
「ふぅん、一緒に寝るってなったのはどぅして?」
「空那が一緒に寝よっていったから。でもっ私も寝たかったから腕枕してもらったの。空那の香りに包まれて…すっごくぐっすり眠れて…目覚めた時には空那が目の前にいて…ふふっ。あっあれ?世那?顔が怖い…」
「そんなに空那と寝た事が嬉しいの?」
「うん…」
「腕枕して…ぐっすり眠れたんだ?」
「うん…」
「じゃあ今夜は俺と寝て!」
世那の作業していた手がとまり鏡越しにガン見された。
数秒後、右の耳元で'俺の部屋でね'って耳をあまがみされて思わず'ひゃぁん'と声が出てしまった。
「ねぇ返事は?それとも紗輝ちゃんにとっては俺も同じ兄なのに…一緒に寝てくれないの?」
「怒らないで?」
「怒ってる訳じゃない」
「世那だって私の大事なお兄だからね。腕枕してくれる?」
「勿論。他にしてほしい事ある?」
極上スマイルで答えてくれて安心した。
