超溺愛ブラコン妹の彼氏

「紗輝ちゃん?また─」

「私、世那待ってるだろうから行くね?空那も早く自分の部屋に行って着替えて?朝御飯食べよ?」

私が空那の言葉を遮ったから困惑気味。

でも私は明るく言えたと思う。

あんまりにも着替えをスムーズにしてくれた空那に妬いてばっかりで…ごめんね…

やっぱりいたんだょね…そぅいぅ人が…

'行くょ?'と空那の手を繋ぎ私の部屋をでた。

空那は自分の部屋へ…

私はリビングへ…



☆空那

紗輝ちゃん

さっきはビックリしたけど
ありがとう

あんな感触は初めて…

嬉しかったょ

紗輝ちゃんが自らの胸を触らせてくれるなんて思わなかったから

前に見た時のを想像してって言われても…出来ないなぁ

今日の感触が気持ちよくて…

だから…今度は…この目でみせてね?

でも…紗輝ちゃん

また…おかしな事

思っているょね?

俺は触らせてもらえた嬉しさよりも…そっちの方が心配

着替えの時の紗輝ちゃん

辛そうだったょ…

俺があんな事すると思う?
過去・現在・未来…紗輝ちゃんにしか恋愛感情を持たない俺に?

スムーズに着替えが出来ていたのは事実だょ…

それは…遠い昔

俺が子供の頃のこと

妹の着替えを世那と手伝っていたんだ…

俺はよぉく覚えているょ?
紗輝ちゃんは忘れちゃったの…かな?





「パパ、世那おはよう。世那、遅くなってごめんね。空那に着替えさせてもらってきたょ。この続きお願いしまぁす♪」

リビングに着き元気に挨拶をした。

「はぁい、おはよっ紗輝ちゃん。んじゃやろっかぁ」
「おはよう、紗輝ちゃん。今日で見納めかなぁ私服通学は?制服出来上がるといいね?」

「うん。待っててね、パパ。可愛くなってくるから」
「ははっ素顔で充分可愛いょ♪」

「ありがとっパパ」


洗面台にて鏡越しにジィーとちら見されながら作業する世那。

物凄ぉく世那の睨みが恐怖です。

逃げ出したいです。

逃げられないのでファンデーションに手を伸ばしました。

「俺がやる」

「お願い…し…ます」

この重〜い空気耐えられません。