超溺愛ブラコン妹の彼氏

「すっごく恥ずかしいけどね…朝だから触らないでょ?」

「それはぁ…無理かも!?」
「我慢して?だって…学校行かなきゃだもん…それにぃ夜にはお楽しみがあるじゃない?」

「その時はお触りok?」

空那と距離を作り見上げた。

「ねぇ触る事しか頭にないの?」

「うん」

この即答にキレた私。

「じゃあ出てけ!外歩けばすぐヤらせてくれる女捕まるだろ!」

「紗輝ちゃん?」

「もぅ呼ぶなぁ!私は軽くない!触らせない!出てけぇ!」

空那の胸周辺をグーで叩きながらドアに追いやった。
「私は空那のエロの道具じゃない!」

空那の胸周辺にあった私の視界が遮断された。

私の動きもとめられた。

空那にきつぅく抱き締められていた。

「離せ!」

もがく私。

「離すか!」

もがく程強くなる抱き締める力。

「触るな!」

「触るょ♪」

空那のペースに巻き込まれてきた感じ。

「離せ!出てけ!着替えるんだからぁ!…ひっく…ひっく…」

空那との押し問答に負けて泣きたくないのに泣いてしまった私。

「あーあ…また…泣かせちゃった…駄目だなぁ俺」

抱き締める力が弱まりとても優しい感じで背中を上下に動く空那の手。

「ごめんね、紗輝ちゃん。朝から過激な発言して…。紗輝ちゃんだから触りたいって思ったんだょ。スルーしてもらえるかと思ったのに真に受けられて…。紗輝ちゃんウブなの忘れてた」
「ウブじゃない人に言え!」

「ウブウブな紗輝ちゃんしか相手にしたくないんだけどなぁ?」

「私だけみてくれる人じゃないとヤダ!」

「それは俺じゃないの?」
「違うみたい」

「俺じゃなければ誰?」

「知らない!いない!」

「あぁ完全にキレたかぁ。着替えよう?」

「…」

私を包んでいた手が離れ視界が色づいた。

「出てけ!」

「機嫌直ならない?」

「…」

「俺、もぅ紗輝ちゃん以外興味ないょ?」

「…」

「頭の中は紗輝ちゃんで一杯。触れると反応する紗輝ちゃんを考えるだけで…自分がおかしくなりそうなんだ。その度に妹って自分自身に言い聞かせているんだ…」

「…」