「空…那…起きて…準備…しなきゃ。あぁん…もぅ…いぃ?」

「俺がもっとボインにしてあげるからね♪だからぁ今度はぁ生でぇ触らせて?」
俺様仕様の変態空那顔からお願いウルウル空那顔に変身した。

「ななななな、生は駄目!!そっそんな目したって駄目ょ駄目!」

私は両手をクロスさせ胸を隠した。

「うっわぁ紗輝ちゃん興奮しすぎぃ。だってさぁ母親代わりの兄としてはさぁ成長具合を触って確かめないとじゃん。それにぃパジャマの布切れ一枚なくなるだけだょ?」

エロ炸裂発言をし手が胸を揉んでる仕草をさせた。

「おおお、起きよう、空那。顔洗ってくるから。その手の仕草ヤバいょ?」

自分の手の動かし方を眺め
「そぉ?これにさぁ興奮して感じちゃってぇエロぉい声出したりぃ、エロぉい顔したりぃ、乳首が勃っちゃったのはぁ紗輝ちゃんだったょねぇ?」

ニヤニヤ言いはなった。

「…」

「そんなに気持ちよかったぁ?」

「…」

「じゃあ…今度はぁ─」

空那の話を遮り私の思ってる事を口にした。

「空那は…一杯経験あるからじゃない。色んな女の人相手にしてきたんでしょ?どんな風にしたら相手は感じるとか…わかってるんでしょ?私は…全部初めてだもの。それに…好きな人には私以外…触れてほしくない。あっごめんね?私…そんな権利…ないんだ。妹…だもん…私。へへっ…ブラコンしすぎているのは私だね!?私って…束縛系?ははっ。あっ顔洗ってくるね」
慌ててベッドから起き上がり部屋を飛び出した。

ドアを締め寄りかかり'はぁ'とため息を漏らした。
空那に触れられるのは嬉しいんだけど…他の人に触れてほしくないのは事実。

あぁ…私…どうしちゃったんだろ…

的な考えをしながら洗面台にて顔を洗う私。

あーさっぱりしたぁ。

気持ちぃ!!

鏡の中の水を滴らせる私をガン見し

'頑張れ私'と励ました。

部屋に戻りドアを開けると空那がいなかった。

部屋を見回しても空那はいなかった。

ドアを閉め空那も着替えをしに自分の部屋に戻ったのかと思いクローゼットに向かい着替えを始めようとした。



☆空那

一晩一緒に過ごし紗輝ちゃんの思いを知る事が出来た。