超溺愛ブラコン妹の彼氏

「エンドレスって…」

「言葉通り。俺に勝とうなんて…紗輝ちゃんに彼氏が出来ても無理だから♪」

出た!!超ド級変態空那顔。
それは怪しげに口角をあげ俺の獲物は絶対離さないオーラをした悪魔変態大魔人の顔を持った空那。

きっと世の中の乙女の皆様は、その顔に卒倒する事でしょう…

で・も!私はトテツもない恐怖を感じます。

その恐怖が一歩ずつ近づき私に触れようとしています。

あぁ世那に包まれていたかった。

何故ほんの一時でも…お姫様だっこに浮かれてしまったのだろう…

ん?

んんん?

私…お礼…言った?

言ってなぃね…

言わなきゃね…

お礼ね、お礼

ゴツン…

軽くぶつかった私と空那のオデコ。

目が…ギラギラしてるょ

でも…空那…

かっこいい

「紗輝ちゃん、お顔が真っ赤だょ」

「そっそうさせてるのは空那でしょ?」

「俺の顔に見とれてくれてるの?」

「こっこんなに近いんだもの。空那にドキドキしない子何ていないょ」

「俺は紗輝ちゃんだけにドキドキしてほしい。だからぁずーっとこぅしてようかなぁ?」

「そんな事したら私死んじゃうょ?」

「何でぇ?」

「心臓もたないもん」

「そこまでぇ?」

「そぅ。空那の腕の中で死ねたら本望ょ」

「そしたら俺が悲しむょ?紗輝ちゃん1人で死なせないし」

「ふふっ死ぬ時は一緒ね?」

「だねぇ。紗輝ちゃんのいない生活何て考えられない」

「空那。お姫様抱っこありがとっ。またしてね?」

「喜んで、俺のお姫様」

チュッと唇に触れた空那の口。

「あ゙ぁ!私がお礼にするはずだったのにぃ先越された!」

むくれる私。

「待ちきれなくて、しちゃった。でもねっお風呂上がったら楽しみにしてるか・ら。エンドレス?」

あらぁまだ覚えていましたか…忘れていいのに…

「空那たん…S?」

「紗輝ちゃんだけにね?」
チュッとまた唇にされ私の隣に座った空那。

手を繋ぎテレビを少し観たとこでパパがお風呂から上がった。

「あっ紗輝ちゃんお先♪」
「はぁい。ビール?」

「はいっお願いしまぁす」