超溺愛ブラコン妹の彼氏

「腕がいいと思う?モデルがいいのかな?後おにぎり君だけのも撮っていい?」
「じゃあ俺も紗輝ちゃんだけのいい?」

「お互い撮りっこしようね♪まずは私から。うぅんポーズはねぇ…そのままの姿勢で怪しげな目線で私を見つめて?」

体育座りがもとで膝と膝が離れて、その上で片手首を空いた手でつかんだ姿。

私は携帯を手にシャッターチャンスを狙っていた。

今だ!と思ったとこでパシャリ。

「どんなの撮れた?カメラマン紗輝はうぜぇ」

「ごめんなさい。私も言う事聞くから!写真はお互いみせあいっこしよ?んじゃ交〜代。どんなポーズがいい?」

「シートに女の子座りして俺にとびっきりの笑顔を投げ掛けて?」

「え゙っ!?恥ずかしいょ…」

「恥ずかしがる紗輝ちゃんもいいねぇ。頬が赤くなってきてるょ?カメラマンの要望に答えて!モデルさん?」

「出たSが!」

「照れないで、きちんとやる!ご褒美あげるから♪」
「何!?」

「内緒♪だからぁきちんと仕事しなさい!」

「はぁい♪」

数秒後パシャリ。

「どぉお?お望みのが撮れた?」

覗き込もうとしたら遮られ
「せぇので見せよう?」と言われた。

だから

「せぇの」

じゃん(効果音)

とお互いの携帯をそれぞれに差し出した。

「わぁこれ私!?すっごく可愛い!私じゃないみたい。生より写真のがいいのかなぁ私?」

「生のが可愛いょ。本人もビックリかぁ。良かった。可愛く撮れて。待ち受けにしちゃおう♪」

「えっ…誰かに拾われたら困るじゃない?」

「俺は困らないょ?」

「そお?」

「この待ち受けに毎朝毎晩キスするからね?」

血の気が引く私。

「それより俺もよく撮れてんじゃん?」

「でしょう♪こういう怪しげな表情ってドキドキさせられるんだょね。制服のきくづしさ最高だもん。私は2人のツーショットを待ち受けにする!」

「食べてるとこから撮ればよかったな?」

「今度そぅしよ?」

「だなっ♪」

「ところでご褒美って何?」

「待ちきれない?」