超溺愛ブラコン妹の彼氏

HR・午前中の授業は滞りなく終わった。

だけど私の心は閉ざされたまま…

みー君を傷つけてしまったまま…

空那の時と同じ…無視され続けて…

でも昼休みは行くとこあるし…と思い用意をしていたら

「紗輝。お迎え」と私の席の前に来てドアを指差すみー君。

待ち人は口パクで'お迎えに来たょ紗輝ちゃん'と言いニッコリ微笑んだ。

私も微笑み手を振った。

「みー君教えてくれてありがとぅ」

「行けるか?」

「うん」と聞いたのを確認すると何故かみー君もドアへ向かった。

「ねぇ紗輝ちゃん!あの人誰!?紗輝ちゃんの知り合いなの!?」

「あぁうん。昨日の仲直りの立役者?」

「何?それ…」

「さっきのラブレターに書いてあるから。行って来るね?」

「えっ*%☆」

訳のわからない事を言ってた舞桜ちゃんを置き去りにしてドアへ向かった。

「お待たせしました♪楽しみにしてて下さいね、おにぎり♪」

「良かったぁ忘れずに持ってきてくれて」

極上スマイルで喜んでくれた。

「じぁな?紗輝。楽しんでこいょ?」

「うん♪…あの…まだ…怒ってる?」

「あれは…俺が悪かった。ごめんな?」

「良かったぁ。私が起こしたトラブルだけど…胸の支えがなくなった感じ。これで楽しい昼休みが過ごせる。行ってくるね?」

「あぁ、いってこい」

私の頭をポンポンしながら体の向きをかえ

「んじゃ紗輝をよろしく?」

と言い私達を送り出した。

「みー君と何を話してたんですか?」

「きちんと教室まで連れてこいょって言われた」

「そんな言い方したんですか!?戻ったら言っときます。口の聞き方について」

「ははっいいょそんなに熱くならなくて。それより何で彼とトラブってたの?」
「私が怒らせただけです…」

「プッ紗輝ちゃんて怒らすの得意?趣味?」

「そんな事言うなら食べさせませんよ?」

少しキレぎみに言ってみた。

「ごめぇん。お腹減ってるから食べさせて?」

「食べてお腹壊しても知りませんょ?」