超溺愛ブラコン妹の彼氏

「やってみたら私より上手かったりね?そしたら毎日頼もうかな?私専属としてね?」

「いぃよ。紗輝ちゃんを綺麗にみせる為なら勉強するし?はいっ完了!」

「うわっこのままデートしたい気分だね?」

「お昼の事考えてしたつもり。まぁ洋服は前から決まってたから髪はさぁ…カチューシャって男には喜ばれるしね?」

「ありがとっ♪」

「ソイツに惚れないでね?」

と言い朝から世那の匂いに包まれた。

「惚れません。今日は仲直りのお礼だし…ご飯食べに行こ?」

「うん…」

「世那?そんな顔しないで?ただご飯一緒に食べるだけだょ?」

「じゃあ明日は俺達と食べて?」

「生徒会の人達と?」

頷く世那。

「私を嫌っている人いるし…昼休みまで嫌いな顔を見たくないでしょ?」

「そんな事気にしてたら生徒会入れないょ?」

瞬となる私。

「私いてもいぃの?カフェテリア?」

「俺が守るから♪」

「…わかった。生徒会入れてもらわなきゃだから耐える!明日ね…皆さんに話しといてね?」

「うん!ってかねぇ郁斗が何気に楽しみにしてんだょね?」

「郁斗会長が!?」

「そっだからぁ今日の放課後は生徒会室に報告会に来てね?じぃ〜くりおにぎりデートの事話してやって♪」

「郁斗会長にそんな事は話す必要ないでしょ!?余計な事言って嫌われたらヤダょ…」

「嫌わないって。むしろ…相手に刃はむく…かな?」
「へぇ?」

私は世那の言った意味がわからなくて変な声をあげてしまった。

ははっと笑われ、手を繋ぎ行こっかと言われリビングへ向かった。

パパに全身をみられ、

「紗輝ちゃん気合い入ってるね?ランチの相手のためかな?」

「そんなんじゃないょ!世那の腕がいいの!ね?世那?」

「俺の腕じゃなくて素材がいいから♪」

朝から嬉しい言葉をかけてくれる優しい世那に照れる私。

照れている私をダイニングテーブルに座らせるパパ。
今日の朝食は和食。

パパのおにぎりまで作った事がわかった空那が

「親父もおにぎり?いぃなぁ…紗輝ちゃん今度は俺にも作って?」