空那の顔を見ると元々大きな目が更に大きくなって私の視線をとらえ、紅潮している頬。

「…一回して?」

「何?」

「もう一回キスして?」

「そんなによかった?って言っても…空那がしてるの真似ただけだょ?」

と言いながら今の問いをスルーした。

怪しげに口角をあげ

「じゃあもっと俺好みに育てていかないとな?」

腰上げて?と言われ、あげた途端、空那に抱き締められた。

何か胸を頬ずりされている気がするんだけど…

「ありがとね?紗輝ちゃん。俺の事怒らないでいてくれた上に慰めてまでしてくれて。凄く元気になれたょ♪」

「じゃ、じゃあ…離して?」

「い・や」

「ねぇ…離して?」

「離さない。俺、紗輝ちゃんの胸好き♪それに今はノーブラだし?もう少しこの感触味わわせて?」

「やだぁ…」

「形勢逆転だね?だってさぁこの体制してきたの紗輝ちゃんだょ?大胆紗輝ちゃん大好き。それにやだぁって言うわりには逃げないじゃん?」

「そっ…それは…いつもの空那に戻ったから…だから本当は嬉しいの!もぅ寝よ?」

しょうがないな?と言い渋々立ち上がる空那。

手を繋ぎ電気を消し部屋に向かう。

私の部屋の前まで来てくれ
「お休み、紗輝ちゃん。今日はありがとね?」

「お休み、空那。また明日ね?」

と言い部屋に入る。

ドアを閉めへたりこんだ。
あぁ疲れたぁ。

空那相手に大胆すぎた?

今さら遅いけど…

はぁ…さっきの事を思い出すと顔が火照る…

してしまった行動について考えてもどうにもならないけどさ…

ってかウダウダしてる時間何てないんだ私。

舞桜ちゃんにお手紙書くんだった!

メールじゃやたら長くなりそうだから。

レターセットを取りだし書き始めた。

放課後襲われそうになってみー君に助けられた事。

その時に'紗輝'って呼ばれた事

生徒会長にもこの事を話守ってもらっている事

夕飯をみー君も一緒に家で食べた事

次の日の朝、空那とケンカした事

その時ランチの事聞いても無視されたから、おにぎり作った事