私の裸を見た?
って言った?

「見たの?」

「うん」

「見えたんじゃなく?」

「正確には見えたかなぁ…紗輝ちゃんの着替え手伝ったの。それで見えた…」

「だから何なの?」

冷静な空那が繋がれていない方の手を額に持って行き肘を膝につけて続きを話し出した。

「紗輝ちゃんの体つきがあまりにも綺麗で…見惚れてしまって…。その事について謝ろうとして色々考えていたら…話がズレてって…って俺が口を開かなかった事が今日の騒動の始まり。意味わかった?」

「うぅん…空那は私の裸を綺麗って思ってくれているんだょね?」

私の方を向き大きくうなずく空那。

「それが恥ずかしかったって事ょね?」

少し頬に赤身を帯びて再び頷く空那。

そんな空那を可愛く思えもう肩方の手も握りしめた。
「恥ずかしいけど…私の裸を綺麗って思ってくれているんだょね?嬉しい♪」

「怒らない?」

「怒って無視してほしい?」

左右に首を振る空那。

堕ちてる空那に元気をあげたくて私は大胆な行動に出た。

「紗輝ちゃん?」

空那に股がり抱き締めた。
頭を頬擦りし

「こぅすると元気出る?いつもの空那になれる?堕ちてる空那は嫌い。私のヌード見て綺麗だって見惚れたんでしょ?嬉しい事言ってくれてるのに怒らないょ?最初に約束したじゃない。怒らないって。約束は守るから!」

いつの間にか空那も私の背中に手を回し

「紗輝ちゃん凄いょ鼓動が…」

「あっあたり前ょ!すっごく恥ずかしい事してるんだから!でも平気。空那が元気になるなら」

「ははっ。妹に元気付けられてんだ?俺。頼もしい妹持って幸せだな?」

抱き締めていた腕を離し空那と目線を合わせ

「元気になった?」

「うん!他の所まで元気になったょ?」

「へぇ?」

「あっスルーしてね?」

「じゃあ、これからも宜しくって事でぇ」

素早く空那の頬に両手を添え、オデコ・目・鼻・最後に唇にキスの雨を降らせた。

勿論チュッって音をたてながらね♪

「どぅ?私のキスは?」