超溺愛ブラコン妹の彼氏

'何を飲む?'って聞いたら'ウィスキーでお願いします'って言うから用意した。

私は自分の部屋よりもリビングにいるのが好き。

皆がいるから。部屋は私の物で溢れているけど皆を感じる事は出来ないから。

リビングは皆が集う場所。
だから大好き。

私のお風呂の番になったと同時にパパのくつろぎタイム終了で'ゆっくり入ってないおいでね、お休み'と言いパパは自室に向かった。

グラスを洗いながら世那に
「世那。私、生徒会入れる?郁斗会長何か言ってた?」

「どぅだろうねぇ?郁斗は紗輝ちゃんの事好きだから。だってさぁ上着喜んでたょ?紗輝ちゃんの香りが染み込んでるぅってさ?」

「え゙っ…」

「あぁアイツには内緒ね?」

「…」

「郁斗に気に入られたからね?紗輝ちゃん」

「郁斗会長も変態…」

「何?'も'って?ってかぁさぁ紗輝ちゃんの周りの男は皆変態なんじゃない?ははっ。紗輝ちゃんを彼女にしたいって思うのばかりで?」

じゃあ何…私に好意をよせる人達って変態なの?

その変態が彼氏になるのですか?

ならば…彼氏何て欲しくない…

「お風呂入る…世那…お休み」

「あっ紗輝ちゃん。明日のコーデ確認した?」

「うん!あんな風にあわせた事ないから着るの楽しみ♪」

「そぉ?んじゃヘアスタイル考えながら寝よう。お休みの抱擁」

世那の香りに優しく包まれた私。

あぁこの温もり…眠りを誘うね…

チュッ♪

ん!?

夢?

チュッ♪

いやいや私立ってるし…

寝てないし…

だってチュッの音で目はパッチリ開いたんだょ?

チュッ♪ん!?って世那だぁ犯人は!

「紗輝ちゃんに彼氏が出来るまでは俺が代役ねっ♪だからぁ抱き締めたりキスしたり出来る権利あるょね?」

「…」

「本当は彼氏何て出来て欲しくない…紗輝ちゃんが俺以外に抱かれる何て考えられない…

「世那も充分へ・ん・た・いではないでしょうか?」
「やっぱそう?」

「認めてるの?」

「うん。紗輝ちゃんとられたくないもん♪」