超溺愛ブラコン妹の彼氏

「じゃあ紗輝ちゃん。俺、空那先輩に気に入られるような男になるから、それまで待っててね?」

「絶対気に入られないから!唖然としてんじゃん紗輝ちゃん」

「お前調子に乗んな!マジムカつくから!紗輝が萌何かにはまる訳ねぇ!」

ポカッと萌ちゃんの頭に透明の筒のような物がヒットした。

「痛いょ?みー君。やめてね?」

頭にヒットした物を指に挟みながら萌ちゃんが言った。

伝票を入れるケースだった。

「今度は空那の真似か?」
プッと吹き出した私。

「ははっ笑われてやんの」
「俺の真似したって無駄。萌ちゃんに対する評価下がったから」

「ははっ。萌ちゃんごめんね?笑っちゃって。ふふっ。今までお兄達の真似する人何いなかったから可笑しくって。あっでも…さっき抱き締めてくれて…ありがとぅ。何か…安心感があった…かな…?前の2人よりは?」

「はっ!?」

「うわっ!?はもったね?物凄い顔してるょ?お二人さん?」

「紗輝ちゃん、萌ちゃんは認めないょ?コイツだってヤる事しか考えてねぇよ?」

「紗輝!萌はヤりたいだけだぞ?」

私は萌ちゃんへ視線を向け
「したいの?」

「うん♪だって男の子だからさっ。でも心配しないで?大事にするから。浮気しないし、紗輝ちゃん一筋だから♪」

ハンマーで頭を思いっきり叩かれたようにクラクラしてきた。

そんなにはっきり言うなんて…

「紗輝。結構な大胆発言するんだね?間接キスで真っ赤になるうぶうぶちゃんかと思ったら'したいの?'なんてさぁ」

「もももぅ!苛めないでょ…」

「ククッかみまくり。苛めがいがあるね紗輝は。ククッ」

穴があったら入りたいの状況に追い込まれた感じ。

あぁ今は放課後なのに…苛められる私…

「もうご飯呼んであげないから!家にも来させないからね?」

「じゃあ親父さんにた〜のも?」

「パパを手なずけないで!もう皆嫌い!この変態トリオ!」

大爆笑の変態トリオ。

「変態トリオとはいぃネーミングだねぇ紗輝ちゃん。俺まで仲間に入れないで欲しいなぁ?」