超溺愛ブラコン妹の彼氏

「あぁやっぱ俺も紗輝ちゃんと同じクラスがいい!一日中紗輝ちゃんを見ていたい!美景が羨ましい!」

「萌…それじゃストーカーだょ?」

「萌ちゃん、それしたら許さないょ?」

「変な意味じゃないですょ?純粋に紗輝ちゃんは可愛いなって思うんです。授業中の顔、居眠りの顔とか…色んな紗輝ちゃんみていたくて」

「私見せ物?」

「ははっ萌それ以上はやめとけ?印象悪くなるぞ?」
「俺を変なヤツだと思わないでね?紗輝ちゃんの傍にいたいだけだから…」

「そんな悲しまないで?萌ちゃんの優しさは充分わかってるから」

パァッと顔が明るくなり'これからも宜しくね'っと私の両手を掴み上下に振った。

その動作が収まった時

「紗輝一口ずつしょ?」

とお皿が差し出された。

「食べればいいのに…」

「俺も後少しメロンソーダもらうからさっ?」

「ありがとっ。んじゃ遠慮なくいただきまぁす」

と一口食べる私。

濃厚なベイクドタイプのチーズケーキ大好き。今度パパに作ってもらおう。

そして今から仕返しします。

誰にって?

それは勿論みー君に!

さっきのあぁんをまんま再現してしまいますょ♪

女は怖いのだ!ってとこを思い知らせてやる!

だってさぁご丁寧にみー君使用のスプーンがお皿にあるし。それが私に使って?って微笑んでいるように感じるから。

さぁ開始ょ!

みー君使用のスプーンを手に最後のチーズケーキを乗せ口目掛けて運んだ。

うん?と言う顔をして私を見るみー君。

「あぁんして?私は今食べたから♪」

「食べて言いって言ったじゃん!」

「食べたって言ったでしょ?女の子にこの一口は大きいょ。私ねこぅいぅ事ってカップルがやるものだと思ってたの。違くても出来るのね♪さっきしてくれたしぁお返し?」

「ははっよくやった紗輝ちゃん。美景のこんなアホ面久々ぁ」

「みー君、紗輝ちゃんに食べさせてもらえるなんていぃなぁ。食べないんなら俺がもらうょ?みー君と間接キスでも平気だし?」