超溺愛ブラコン妹の彼氏

「わかってるなら口開けて?」

と即座に私の口付近にきたチーズケーキを乗せたスプーン。

あぁ…私とした事がしくじった…

何て事を言ってしまったんだろうか?

でも…そろそろ観念する時がきたみたい…

はぁ…

チーズケーキをたべさててって言ったのは私なんだから、こんな事はどぅって事ないょね?

何度目かの'あぁん'で口を開けた私。

ニコッとこちらも極上スマイルをみせ

「よく出来ました♪」

と言いスプーンを口に入れて返してくれた。

口に含んだチーズケーキの味が美味しくて今の出来事を忘れ'美味しい'とみー君に向かって呟いた。

「それは良かった」とまたさっきのスマイルをくれた。

「紗輝ちゃん顔赤いょ?」
「紗輝ちゃん!?コイツに惚れちゃダメだょ!?」

「なっなんでチーズケーキをもらったぐらいで惚れるの!?みー君が私をいじりたいだけでしょ!?Sなんだょみー君は。私はただ食べたかっただけだから!」

私はストローをナプキンで拭きメロンソーダをみー君の前に差し出した。

「私のもどぅぞ」

「ワザワザ拭いていただいて。別に拭かなくてもいぃのに?」

「沢山飲んでもいぃから2人にも一口ずつあげてくれる?」

「チッしょーがねぇなぁ。一口だぞ?」

と差し出されたチーズケーキ。

みー君は炭酸を楽しんでるみたい。

喜んでいる顔が可愛い。

そんなみー君を余所に2人は大きな一口でチーズケーキを食べていた。

みー君の元に戻されたお皿を見てビックリ。

残りが二口ぐらいしか残ってなかった。

2人を交互に睨みながら

「お前ら食い過ぎ」

とご立腹。

「あまりにも美味しかったし男の口だから一口が大きいんじゃない!?ねぇ2人とも?」

「無性にチーズケーキ貪りたくてさぁ」と空那

「俺チーズケーキフェチだからぁ」と萌ちゃん。

「ほらっ2人ともこう言ってるし?あっメロンソーダ全部飲んでも構わないから…ね?」

「なら紗輝にももっとあげればよかったな?」

「あっ私はあれで充分だょ?それに…太るし…ね?」