超溺愛ブラコン妹の彼氏

「なぁにぃ空気って?」

「俺らの会話に入るなって事」

「了〜解♪」

「ごめんね…空那も一緒になっちゃって…」

「紗輝が謝る事じゃねぇし?行くか?」

「うん!!」

結局、空那も一緒に行く事になった。

まぁ…少しは嬉しいかな…?家まで一緒に帰れるから。

でも空那が空気の存在になるなんて…限りなく無理な気が…

「空那ちゃんとみー君の言う事聞いてょ?」

「はぁい。良かった紗輝ちゃんと帰る事が出来て」

極上スマイルで微笑まれた。

今日は一緒に帰らないって言った私だけど、その笑顔をみせられたら何も言えなくなっちゃうょ…

「どしたぁ?紗輝ちゃん?」

「あっ昨日ねみー君と萌ちゃんの邪魔しちゃったからファミレスでお茶して帰るの、いい?」

「了解♪何食べようなかぁ?」

「空那…私ね本当は一緒に帰れて嬉しいの。家まで一緒でしょ…でも昨日萌ちゃんとみー君に迷惑かけたから空那とは帰らないって言ったの…怒ってる?」

「怒る訳ないょ。むしろ俺が悪いんだし?皆でお茶出来るなんて嬉しいょ♪」


ファミレスにつき4人テーブルで私は萌ちゃんに指名され隣に座って一緒にメニューをみた。

「萌もっと離れろ!」

「いいじゃん。俺違うクラスだから紗輝ちゃん接する機会少ないんだから!ねぇ紗輝ちゃん♪」

「一緒にみてるだけだょ?」

「何かムカツク」

「じゃあみー君ここ来る?」

「紗輝がこっち来て!」

「ダァメ!紗輝ちゃんは俺の隣。決めた?紗輝ちゃん」

「うん。メロンソーダ」

「じゃあ俺も同じのにしよっ。そっちは?」

「俺もメロンソーダ。みー君は?」

「皆同じ?ん…チーズケーキセットでアイスコーヒー」

「あっ私もそれと悩んでたの。一口もらえる?私もあげるから?」

じっと私を見つめ怪しく口角をあげた。

「いいょ」

「美景何か企んでる?」

「なぁんも?」

怪しげに微笑むみー君。

「萌ちゃん何?」

「紗輝ちゃんは何も心配しないで?悪魔からは俺が守るから!」

「はい?悪魔って?」