超溺愛ブラコン妹の彼氏

あれっ!?視界が真っ暗。

なぜ!?

んっ?

もしかして…抱き締められてる?

「拒否られるかと思った…嫌がらないんだね…紗輝ちゃん?」

耳元で囁かれた。

「やっぱり抱き締められてる?」

「そっ。紗輝ちゃんに嬉しい何ていわれたから♪」

バコッと音がし

「離れろ!」と言い無理矢理萌ちゃんを引き離した美景。

「ってぇな!俺と紗輝ちゃんの抱擁を邪魔すんな!」
「お前が勝手にしただけだろ?大丈夫か?紗輝」

私の心配をしてくれてる美景。

「うん。ビックリしただけ…」

「そぅ?ってか…顔赤いょ?」

「本当!?」

「俺、嘘言わねぇし」

「やだぁみないでね?」

と言い両手を頬へ持っていく私。

「紗輝ちゃん照れてるの?もっと抱いてたかったのになぁ」

「萌、お前はいぃ思い出来るだろうけど紗輝が可哀想だろ?皆みてるぜ?」

「見せつければいいじゃん。ねぇ紗輝ちゃん?」

ブンブン頭を左右に振る私。

「ほら嫌がってんじゃねぇかよ!萌はバカ空那と一緒だな?」

「はっ!?ってかさぁ紗輝ちゃんの兄上様にその言い方はないんじゃない?って一緒って何が?」

「アイツはへ・ん・た・い。萌もへ・ん・た・い」

「誰がへ・ん・た・いだって?」

「何でお前がいんだょ?」
「紗輝ちゃんのお迎え♪」
「えっ!?空那!?何で?だって今日は一緒に帰らないでしょ?」

「心配だから来た。朝一緒に行けなかったしさっ?」
「あぁ面倒なのが来たょ…」

「ねぇみー君、俺が来て嬉しい?」

「俺じゃねぇだろ?萌。へ・ん・た・い仲間はな」

「んじゃ萌ちゃん帰るの一緒にいい?」

と肩を組まれた萌ちゃん。
「俺…ハーレムしないょ?女の子は好きだけど…ね…」

「何したいの?紹介しようか?」

「いえいえ。女の子は紗輝ちゃんだけで結構ですので。あっ空那先輩帰りご一緒しましょ?」

「ありがとっ。だってみー君」

「じゃあ空気になれよ?」