超溺愛ブラコン妹の彼氏

唖然と立ち尽くす俺。



☆実雷

「おっとぉ、凄いお目覚めだねぇ紗輝ちゃん。おはよー」

もがいて抱き締められた腕から逃れようとしている。
「離して!離して!離せぇ!おにぎり作らないから!泥団子でも食べろ!」

抱き締める力を強くし紗輝ちゃんの暴れを力で押さえた。

大人しくなった所で力を緩め

「それはやだなぁ。や・く・そ・く・したんだから美味しいおにぎりにしてね♪」

耳元で囁き背中をポンポンしながら

「紗〜輝ちゃん。空那君の話聞いてあげて?仲直りだょきっと」

「違かったら?」

「うーん…泥団子にしてくれていぃから」

「…」

「紗輝ちゃんの寝顔可愛かったょ。でねぇ寝言でも空那君の名前たっくさん出てきてた。夢みてた?空那君の?そんなに紗輝ちゃんに想われる空那お兄ちゃんが羨ましいょ…」

「…」

「おまじないしたの覚えてる?効果ありかもだから…空那君の話聞こ?」

コクッと頷く紗輝ちゃん。
「わかった。泥団子…回避出来るかな?」

泣いた顔+いたずらっ子顔+ウルウルお目目で上目使いで見つめられ

「きっとね♪行っといで」
と空那君の方に送り出した。

妹のように思っていたけど違う感情が芽生えてきた。
あんな顔されたら妹みたいなんて思えないょ。

妹と思っていたのに…



☆空那

あんなに拒まれるとは思わなかった…

ただ…謝りたいだけなのに…

何であんな奴に抱き締められているんだょ!?

お前は紗輝ちゃんの何なんだょ!?

そんな近付いて話さなきゃならない事か?

ん!?紗輝ちゃんが奴に促され俺に近付いて来た。

触れられるぐらいの距離を保ち

「泣き叫んで…ごめんなさい」

「うぅん気にしてないょ。話聞いてくれる?顔あげて?」

ゆっくり顔が上がり視線が絡まった。