超溺愛ブラコン妹の彼氏

「やってもよかったのに?」

「いゃいゃやってたら紗輝ちゃん悲しむから」

「そか…紗輝ちゃん可愛いでしょ?寝顔も可愛いからみてね♪」

軽くお辞儀をして紗輝ちゃんの方に向かった実雷君



☆空那

「…那」

「許し…」

「空那」

「ごめんな…」

郁「時折、寝言言ってんの。涙の跡もあるでしょ。紗輝ちゃんかなりこたえたんだね…こんな小さな体で…」

実「紗輝ちゃん…寝ちゃったのかぁ。ごめんね…。空那君いぃな。羨ましい。こんなに想ってくれてる妹が紗輝ちゃんだなんて…」

美「紗輝…ごめん…守るって約束したのに…守りきれなくて…」

「紗輝ちゃん…ごめん…酷い事ばかりして…辛くあたって本当にごめんね。だらしない兄貴だね…」

「うぅん…空…那」

「い…る?」

「…ふふっ」

「空那…香り…」

「いるわ…なぃか…」

「紗輝ちゃん。俺いるょ。わかる?」

紗輝ちゃんの手を両手で包む。

「空・那…」

「紗輝ちゃん…目…開けて?」

「空・那…」

「なかなお…」

「紗輝ちゃん…沢山泣かせたね…」

左手を右頬に添えた。

「うぅん…」

と少し持ち上がる瞼。

数回瞬きをし再び瞑られ涙が流れた。

「空那が…いる」

「夢?」

「だょね…無視…されてるんだもん…」

空「ごめん─」

涙を拭う。

「でも…空那の香りと…温もりが…」

「夢じゃないょ。目の前にいるから…そろそろ起きない?紗輝ちゃんに言わなきゃいけない事あるから…」
右手も頬に添え流れる涙を拭う。

「言わなきゃ…いけない事?」

と言いながら瞼をゆっくりあげ絡まった視線。

「空那?」

「そうだょ」

言った途端、俺の両手を振り払い両耳をふさぎ立ち上がり

「嫌!聞きたくない!何も聞きたくない!」

と泣き叫び俺の前から立ち去ろうとした。

それを抱き止めた奴がいた。