超溺愛ブラコン妹の彼氏

「あっごめんね。ビックリさせたょね?」

「私こそごめんなさい。貴重な睡眠、妨害して…」

「ぷぷっ2人して謝ってばかりだね?」

またさっきの笑みが出た。
「ですね」と言って私も笑った。

「初めて笑ったね?笑った方が可愛いょ?雀に話しかけるなんてどんな子かと思ったけどさっ。不思議ちゃんな女の子かと思ったもん。したら笑顔の可愛い子で安心した」

とまたさっきの笑みを見せた。

「俺ねぇ4月からここに入った2年。つまり転校生。んでぇ紗輝ちゃんの兄貴の空那君と同じクラス」

「だから私の名前知ってるんですね。ってかその体制つらくないですか?隣に座ったらどうですか?」

いわゆる不良座りをしていたから辛いかと思って聞いてみた。

「平気。俺、前の学校で不良してたから」

と言いつつ私の隣に座った。

「私服いいね。目立って」
と言い欠伸をした。

「ごめんなさい。私行きます…」

立ちかけたら腕をつかまれ
「もぅ少しいようょ。まだ紗輝ちゃんと一緒にいたい」

「私といると目立つから」
「あぁごめん。さっきのは…ふっ…嫌味。あんまりにも似合ってて可愛いから」
「そっそんな事言ってももぅ何も出てきませんょ?」
「かんだね。ククッ。紗輝ちゃんはお兄様達好き?」
「はい。大好きです」

「いいなぁ。こぉんなかっわいい妹がいて。ケンカしても…いつかは仲直り出来るでしょ?」

「…」

答えられなかった私は声のする方を向いた。

「出来るょ。出来る。相手がいるから出来る事なんだから…」

遠くを見据え呟いた。

「彼は?」

「いません」

「そっかぁ。だからこのケンカ辛いんだ…お兄様達が彼みたいな感じだもんねぇ…」

「…」

「協力してあげようか?仲直りに?」

「えっ…」