超溺愛ブラコン妹の彼氏

おにぎりを食べていた雀さん達がいきなり飛んでしまった。

そしたら

「もしかして、あんたが空那の妹?」

と背後で声がした。

私は雀さん達が飛んでいった方を見上げながら

「はい」と答えた。

「じゃあ紗輝ちゃんだぁ。俺にもおにぎりある?」

振り向くと大きな欠伸をして両手を伸ばし優しげな笑みをしている生徒が私に問い掛けた。

「俺にもって言うか…今の残りとも1つしかないですけど。しかも私が作ったのだし…」

「それでいぃから頂戴?」
「…」

「俺ね気持ち良く寝てたの。そしたら話し声で目覚めちゃってさぁ。そしたらお腹もぐぅ〜て目覚めてさぁ。だから?」

「カフェテリアあるじゃないですか…」

「だっておにぎり余ってるんでしょ?」

「お腹壊しても知りませんょ?」

「そしたらさっきの雀さんも死んじゃうんじゃない?」

「そんな事ありません!今朝作ったんだから!」

「ははっ。怒った。んじゃ味見させて?俺、腹は丈夫だから。ね?」

結局は私が睡眠を妨害させたのは間違いないようだから残りのおにぎりを渡した。

「ありがとぅ。あそこに座ろう」

と言い私の鞄が置いてある所に2人で座った。

「いっただっきまぁす」

寝起きなのにニコニコ喜んで食べている隣の生徒。

って誰?

確か紗輝ちゃんって呼ばれた気がするんだけど…

そんなお隣さんをちら見させていただきました。

「おにぎり美味しいょ紗〜輝ちゃん。海苔欲しかったなぁ。パリってさっ」

「あぁ海苔は忘れたんです。おにぎりなんか作るつもりなくて…慌ててたから…」

「あっごめんね?紗輝ちゃんのおにぎり貰ったうえにケチまでつけちゃって。そんなつもりじゃなかったんだ。ごめんね?」

と私の前に来て両手を握った。

慌てて私は手を引っ込めた。