超溺愛ブラコン妹の彼氏

「紗輝も来いょ!」

「私は嫌われたの!」

「俺が守ってやるから!」
「会話が弾まないょ…。みー君ありがとぅ。名前呼んでくれて。じゃあね…」

「ちょ待てょ!紗輝!」

みー君に大きな声で呼ばれていたけど空那に会うと雰囲気こわしちゃいそうだから走って教室を出た。

屋上に行くつもりだったけど階段で空那に会いそうだったから中庭に行った。

ここは芝生になってて何個かベンチもあり既に数組のカップルがお弁当を食べていた。

その光景を目にしながら食べるのも嫌だから視界に入らない隅っこを探し校舎を背にし座った。

呼吸も落ち着き飲み物が飲みたくなったけどお金も携帯も持って来なかった。

おにぎりを食べる食欲もない。

芝生の緑が鮮やかで太陽の陽が眩しい。

カップルの話し声が聞こえ鳥のさえずりが聞こえ、車の走行音が聞こえる。

そう言えばさっきまでは常に誰かに見られている気がしていたけれど今はない。
そっかぁ昨日の事があったから私を見張ってくれていたんだ…

今はチャイムが鳴って少しして教室を飛び出して来たから…か…

ははっ自虐的な笑みが出てきた…

私っている先々で周りの人に迷惑ばっかりかけてるんだ…

戻るの嫌だなぁ…

と意識が飛びそうな時、雀が数羽飛んできた。

おにぎりを千切っていくつか置いてあげた。

暫くするとそれを食べにきてくれた。

雀さん…話し聞いてくれる?

私ね…ここに通えるの楽しみにしてたの…

なのに周りに迷惑ばっかりかけて…

今朝何かお兄に嫌われちゃったの…

謝っても話しかけても何も言ってくれないの…

もぅ仲直り出来ないのかなぁ…

雀さん達もケンカとかする?

鳥語?わかったらお話出来るのにね…

おにぎり美味しい?

私お腹空いてないから一杯食べてね…