超溺愛ブラコン妹の彼氏

「あっパパ。今日はご苦労様でした。ビール飲む?」
「今日はいぃや。新聞読んだら寝るょ」

「みー君とのドライブはどぅだった?」

「楽しかったょ。先生と生徒じゃなく親子?のような会話したしね♪まぁ話の内容は内緒だけどね」

「内緒何て言われると余計聞きたいなぁ?」

「内緒はな・い・しょ!美景君はいい男の子だょ。大事にしなさいね」

「はっ!?大事にって??」
「ははっじゃあ2人とも遅くならないようにね?おやすみ♪」

これまた極上スマイルをし新聞を持って部屋に向かったパパ。

「空那は気にならない?車の中での話」

「ならないょ。俺の頭の中は紗輝ちゃんだから♪」

空那は私の事を妹と思っているのでしょうか?

こんな台詞を彼に言われたいものです。

あっいたらね。

いなくてもときめいちゃったりする私だけど。

だってぇ空那かっこいいし…

時々どうにでもなれ!って思ったりもするし…

もしかして私もブラコン!?
「紗輝ちゃん、さっきから何考えてんの?表情がクルクルかわってるけど?」

「あはっそぅ?何でもないょ?」

「紗〜輝ちゃん」

チュッ♪

右の耳元で呼ばれたから振り向いた。

ら!

キスされました!

チュッて思いっきり音が出ました。

「いぃ音のキスだったねぇ。ゆでダコ紗輝ちゃんの出来上がりぃ。ついでにドライヤーも終了!!」

「あっありがとぅ」

「はぃ紗輝ちゃんからのお礼を下さいな?」

ドォンとドアップで登場した空那の顔。

こんな時彼女だったら両手で顔を包み触れるようなキスして深〜いキスして…

その後は…

後は??

未知の世界だけど…

2人だけの世界に溺れるんだろうなぁ

こんなかっこいぃ空那独り占め出来る彼女が羨ましいかも…

私にも出来るかな…

空那みたいな彼が…